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モルゴーア・クァルテット『21世紀の精神正常者たち』を聴く。プログレッシブ・ロックを弦楽四重奏曲にアレンジしたもの。リズムがはっきりしていてドヴォルザークの『アメリカ』みたいにわかりやすいのに、編曲はショスタコーヴィチのように複雑でトガっていた。 (JRF 2488)

JRF 2019年9月20日 (金)

モルゴーア・クァルテット『21世紀の精神正常者たち』(録音: 2012年, 発売: DENON 2012年)
https://www.amazon.co.jp/dp/B007TMNG0S
https://www.hmv.co.jp/product/detail/5030406

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Morgaua Quartet『21st Century Non-Schizoid Men』。モルゴーア・クァルテットは、ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲を弾こうとして結成された。プログレ(またはプログレッシブ・ロック)の名曲を、クァルテットの一員の荒井英治が弦楽四重奏曲にアレンジ(たまに声や打楽器が入る。現代弦楽四重奏曲ではしばしばそういうことはある。)したものを演奏している。

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クラッシックの CD はポップスの CD より音量が小さく設定されていることが多いが、この CD はどうもポップス的な音量の設定をしているようだ。私は普段、クラシックの CD はボリュームを 24 から 27 の間で聴くことが多く、ポップスは 12 から 15 の間で聴くことが多い。この CD はボリューム 17 と 22 で聴いた。

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リズムがはっきりしていてドヴォルザークの『アメリカ』みたいにわかりやすいのに、編曲はショスタコーヴィチのように複雑でトガっている。バルトークほどひねくれて難渋というわけではなく、不思議に明るい気持ちにさせてくれる要素が多かった。弦の使い方には、ちょっとロカビリーを感じた。そのわかりやすさと複雑さの同居は、クラシックの今後にヒントになりそうな気もする。

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私はプログレッシブ・ロックはほとんど聴いたことがない。一応、予習として(あまり褒められたことではないが) YouTube やニコニコで検索して原曲を聴いてみた。King Crimson『21st Century Scizoid Men』と Metallica 『Master Of Puppets』は聴いたことがあるかな…というくらい。知っている人なら、もっと楽しめるのではないかと思う。

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一番好きなのは Pink Floyd『Set The Controls For The Heart of The Sun (太陽讃歌)』かな。最初はよくわからなかったが、二度目聴いてみてアレンジの仕方がおもしろいと思った。

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