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ティム・ヒュー(vc) 他『フィンジ: チェロ協奏曲、エクローグ 他』と、ロバート・プレイン(cl) 他『フィンジ: クラリネット協奏曲 他』を聴く。ともに NAXOS レーベルで、そのジャケットの秋から冬にかけての水辺の風景画が、曲の印象によく合っている。 (JRF 0404)
JRF 2019年12月28日 (土)
[cocolog:88958063] に追記しているようにこのところ、サブウーファーを導入したり、スピーカーケーブルを換えたり、スピーカー台を換えたりしていた。
その直前あたりに聴きはじめ、セッティングを変えるごとに試聴しなおしていた CD が、このフィンジのチェロ協奏曲の CD。
出だしの低音の迫力にあわせてサブウーファーをよくいじっていた。
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そのせいか、あまり曲自体の印象は薄い。秋のものうげな感情は、激情とはならないものだが、その感情を増幅して激情のように見せているという印象。それは決して悪いことではなく、そのような感傷性を一般の人にも感じれるようにしてくれているという意味深い仕事なのだと思う。
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……。
Robert Plane (cl) & Nothern Sinfonia & Howard Griffiths『Finzi: Clarinet Concerto, Five Bagatelles, Three Soliloquies from "Love's Labours Lost", Severn Rhapsody, Romance, Introit』(録音: 1995年, 発売: NAXOS 1998年)
https://www.amazon.co.jp/dp/B00005F4RF
https://www.hmv.co.jp/product/detail/811500
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そうやってチェロ協奏曲の印象をメチャクチャなものにしてしまったのが申し訳ないということもあって、そのお詫びの意味も込めて求めたのがこの CD。が、結局、この CD もセッティングを変えたことの試聴が第一の目的になってしまって、あまり素の感情を抱くことができなかった。
スピーカーの真ん中で聴くとはっきりしない音が、机の前に座って、左のスピーカーの音をダイレクトに聴いていると、かなり良いように聴こえる。クラリネットやオーボエのやわらかな音が印象的。
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うら悲しく美しい。チェロ協奏曲の CD もそうだったが、淡い色彩がすばらしい。両者の CD はジェケットに秋から冬にかけての水辺の風景画が飾ってあるのだが、それがよくマッチしていると思う。
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Tim Hugh (vc) & Peter Donohoe (pf) & Nothern Sinfonia & Howard Griffiths (cond)『Finzi: Cello Concerto, Grand Fantasia and Toccata for piano and orchestra, Eclogue for piano and strings』(録音: 2001年, 発売: NAXOS 2001年)
https://www.amazon.co.jp/dp/B00005RGUJ
https://www.hmv.co.jp/product/detail/60055
JRF2019/12/287271