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マンガ、久松文雄&久保田千太郎『秦始皇帝 (全4巻)』、 小島剛夕&小池一夫『孫悟空 (全9巻)』を読んだ。前者は呂不韋伝というべきものでその大胆さが『史記』にもある「史実」だというのに驚く。後者は、破戒僧としての三蔵の移り換わりがおもしろい。 (JRF 0584)

JRF 2019年12月28日 (土)

『秦始皇帝 (全4巻)』(久松 文雄 画, 久保田 千太郎 作, ゴマブックス, 2014年)
https://www.amazon.co.jp/dp/B074CFB227 (Kindle, 全巻)
https://book.dmm.com/detail/b544assmi01358/ (電子書籍, 1巻)

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同作者コンビによる 1980年代の『史記』のコミックスを持っている。めずらしく親戚が持っていて読ませてもらっておもしろかったことから、後年、古本で買った。さらに Kindle で安く出ていたのでそれも買った。そのとき、『史記』の続きなのか、原本がいつ出たか不明のこの『秦始皇帝』もついでに買ったのだった。

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内容は、『呂氏春秋』に名を残す豪商・呂不韋の物語。呂不韋が秦の王子の一人に肩入れすることになったあと、不意の野心で、自らの子を王子の子といつわり、政治力でそれを王とし、その王が始皇帝になってしまうという物語。実は司馬遷の史記の外伝にも書かれた由緒正しいスキャンダルだとあとで知った。

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豪商・政商にロマンを感じてしまう人もあろう。そういう人が読むととても楽しめるのではないか。『史記』シリーズもあわせて、脚色が強いという評もあるが、私は一つ一つが短くまとまっていて、魅力的でおもしろいと思う。

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『孫悟空 (全9巻)』(小島 剛夕 作画, 小池 一夫 原作, グループ・ゼロ, 2012年)
https://www.amazon.co.jp/dp/B074CCLKZD (Kindle, 全巻)
https://book.dmm.com/detail/b750dgrzr01655/ (電子書籍, 1巻)

セールで安かったので購入。

JRF2019/12/288515

最初はセックス三昧の破戒僧としての三蔵をまじめな悟空がたしなめる。次に三蔵の人格が変わり三蔵が女となり、地獄行きなどを経験する。そして、時空が引っくり返って、悟空の誕生からやりなおし、まじめな若い男の僧の三蔵につかえて天界を混乱に導き、最初のシーンに戻る…までする。悟空誕生→三蔵との旅ではなく、三蔵との旅→悟空誕生 という順序で描く。

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どことなく創世神話的でその無意識的に深そうな意味にワクワクする。セックス描写が出てくるのは私はもうスレた大人なので気にならないが、子供に薦めるのは難しい。ただ、セックス描写も、日本的な創世神話的と言えなくもない気がする。

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普通の『西遊記』が読みたい人にはオススメできないが、中国風の化け物の物語を読みたい・小池風の疑似仏教哲学を楽しみたいということなら、なかなかおもしろいのではないだろうか。怪作。

JRF2019/12/289998

元のコミックス第1巻は 1984年ごろ出ていたようだ。

JRF2019/12/288568

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