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技術系電子本。Python による仏教社会シミュレーション( https://github.com/JRF-2018/simbd )の哲学的解説です。

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cocolog:91784236

ブラウザゲーム『易双六』をアップデート。戦略性を導入する「戦乱置換」のルールを実験的に追加した。 (JRF 6568)

JRF 2020年3月28日 (土)

《易双六 Youscout ~ Tarot Solitaire (GAME START)》
http://hp.vector.co.jp/authors/VA058801/youscout/youscout.html?jrf_tarot=local&default_lang=ja

《易双六(ようすこう) - タロットカードを使った一人遊び (説明)》
http://jrf.cocolog-nifty.com/column/2011/11/post.html

JRF2020/3/289971

バージョン 0.30。これまでと違い、Vector での公開がメインになった。ココログのほうはアップロードができないため、更新していない。PTC 版も更新してないが、こちらは将来的にも更新はないであろう。

JRF2020/3/284345


■ 実験的追加ルール: 戦乱置換

(…)

「戦乱置換」は、トークンが下卦で引いたカードのスートがソードで、「動く」ことを選択した場合、上の通常ルールのようにカードを動かしたあと、さらに決められた回数(デフォルトでは3回)、カップまたはコインのカードを他のカップまたはコインのカード置き場に(ときに「越境」して)動かせるというもの。

JRF2020/3/285614

「戦乱置換」はパチンコのフィーバーまたは場への賭けに感覚的に似ているのかな…と少し思う。「ゲーム性」は上がっていると思う。

JRF2020/3/280496

が、「戦略置換」は、結局、特定の戦略が必ず有利になり、ユーザーは計算してその戦略を必ず採らねばならないかもしれない。そうなってしまうなら、「計算」をすれば良いということになり、元々の「計算」だけですべてが決まっていた単純さで十分モデル化できていたことになるのではないか? そこに帰着してれば良かったとなるのではないか? 私が、「戦乱置換」を導入すべきか迷い、それを導入しても「実験的」と断ったのは、そう考えてのこと。

JRF2020/3/284330

……。

「戦乱置換」の回数は、デフォルトを 2 回にするか 3 回にするかで迷った。コインをコインに移し、カップをカップに移し、なお一回余裕がある…のが3回というイメージ。序盤・中盤は 2 回でも多いぐらいだが、終盤は 3 回欲しいところだろう。かといって一プレイ全体で回数を制限するのは、終盤への偏りが大きくなる。

3 回だと自由度が大き過ぎ、従来の「易双六」らしさ・システム感が失われることも心配した。しかし、あくまで「実験的」で、「戦乱置換」の効果を十分に実感してもらうために、今は 3 回にすることにした。

将来的にはデフォルトを 2 回にするかもしれない。

JRF2020/3/288519

……。

『易双六』は、東日本大震災の 2011年に作った。自宅にこもらねばならない人々が、一人でアナログでもできるゲームを…という意味も少しはあったかもしれない。何の因縁か、2020年、新型コロナウィルス(COVID-19)の世界流行時に、まったく新しいルール・バージョンを提供することになったが、その辺を特に考慮したわけではないつもり。 ほとんど意識していない…が、無意識的なものも少しはあるのかもしれない。

JRF2020/3/283004

あと、ココログでアップロードできないことへの抗議の意味もほんの少しあるかもしれない。いつまでもアップロードできないと代わりに Vector など他のサイトを利用するようになりますよ…と。ただ正直なところココログの広告があるわけでもなく『易双六』がよそに移ってもココログは痛くも痒くもないだろう。「抗議」というよりは自然に追い出されたというのが実際のところ。

JRF2020/3/288685

……。

……。

追記。

バージョン 0.31 にアップデート。

戦乱置換に制限を導入。戦乱置換で、下のコイン置き場へ置き直すのは強過ぎるし、「とりあえずそこ」という動きを促しかねない。それへの制限と、また、他へ置くことを試すことへのナッジとして、下のコイン置き場への移動は回数制限することにした。

とりあえず 2 回までとしたが、1 回までとしたほうが、選ばれる戦略の幅ができてよかったかもしれない。

JRF2020/4/246762

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