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ピエール・フルニエ(vc)『バロック・チェロ協奏曲集』を聴く。働き生活をたてることも大事だが、社会を世界を守護するという使命もありうる。バロックの「楽しさ」ではなくその使命感で、いっとき生活を忘れさせてくれる。 (JRF 9062)

JRF 2020年5月 1日 (金)

Pierre Fournier (vc), Rudolf Baumgartner (cond) & Festival Strings Lucerne 『Baroque Cello Concertos』(録音: 1961年・1963年, 発売: Deutsche Gramophon (日本) 2015年)
https://www.amazon.co.jp/dp/B00UI9C8OO
https://www.hmv.co.jp/product/detail/6299316

JRF2020/5/12581

かなり前に CD の封は切っていたが、感想は書いてなかった。「バロックは皆同じに聴こえる」という私の病のせい。オーディオについていろいろ試すなかで(参: [cocolog:91767541])、感想を書いてなかったこの CD を思い出し、聴いたところ、心に響くものがあった。

JRF2020/5/18225

働き生活をたてることも大事だが、社会を世界を守護するという使命もありうる。バロックの「楽しさ」ではなくその使命感で、いっとき生活を忘れさせてくれる。…全曲を通してそういう感想を持った。フルニエのチェロが、意志の強さ、一本通ったスジがあるということなのだろうか?

JRF2020/5/19119

一番、使命感が出ているのが、ヴィヴァルディのチェロ協奏曲で、むしろ大バッハを思わせる。私は今はこれが一番好きかな。

C.P.E. バッハのチェロ協奏曲はそれより明るく、ボッケリーニのチェロ協奏曲は「美しさ」寄りかな…と思う。クープランのコンセール小品集は、使命感のほうが出ているかな。

JRF2020/5/17626

もちろん、新型コロナで話題の現在、私のような庶民には使命感よりも生活感を大事にするほうが危機意識があるというのは、「ごもっとも」ではあるが、「働いていない」私は、こういうのを聴いて心を落ち着けてる…といったところ…かな?

JRF2020/5/11904

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