« 前のひとこと | トップページ | 次のひとこと »

cocolog:92017073

2020年4月期・春アニメ。今期も地上波・BSで様々なアニメを観た。COVID-19 の影響で放送休止になるものもあった。それもあってか、正直、あまり「豊作」とは言えない期だったように思う。 (JRF 6255)

JRF 2020年7月 1日 (水)

前期の 2020年1月期・冬期アニメについては、[cocolog:91793193] で言及している。

今期は、COVID-19 の影響で何作か休止・延期になったりした。私自身も見る本数を絞ったこともあり、いつもに比べると少し見る量が少なかったかな。その中で光る作品は…というと少し思い当らない。あまり「豊作」とは言えない期だったように思う。私の精神に余裕がなかったからかな?

JRF2020/7/10385

……。

『LISTENERS』。おしゃれ系かと警戒していたが、何ていうか地味におもしろい。一応ストーリーはあるんだけど、情報が断片的で、むしろ映像と音楽に中毒性があって、悪夢をみてるかのような構造をしている。ミュージックビデオ風とも言えるかもしれない。

アンプからプラグを腰にあるジャックに差せば、アンプがロボットに変形する。そういうギミックなのに、なぜか歌わない。むしろ、音楽が排除されたかのような世界。そして、戦うのは「PRAYER」で、敵は「耳なし」や「LISTENERS」いう敵。にもかかわらず、それがどういう意味なのかは投げっ放し。

JRF2020/7/12248

ラストは、まるで最後の審判が終ったかのように雑他な世界になり、死者も復活したかのよう。しかし、はじめから、アンプがロボットに変形する時点で、物理法則は無視されていて「悪夢性」が増しただけという感じ。「成長」は結局、否定する。

JRF2020/7/12086

昭和のころのアニメは、一貫したストーリーが苦手だが、パワーでなんとも言えない魅力を持っていた。このアニメは、一貫したストーリーがあるように見せながら、実質は、アニメの魔力だけでできてるような感じで、私には昔を思い出させてとても魅力的だった。ストーリーは褒められるものではないが、それが逆に「悪夢」感を増しててよいというのが私の評価。

JRF2020/7/12989

ED が毎回、その回の映像を断片的に組み合わされたものをバックに高橋李依が歌っていた。その映像が、そのままの映像というより、必ずしもストーリー通りではないあり方、変わった色づかいで構成されており、これも本編を含め「夢」じゃないか…という印象を強めていた。

JRF2020/7/12267

……。

『かくしごと』。こちらはキレイにまとめた感じで悪くないのだが、『LISTENERS』にくらべると「悪夢」性がなく意外に論理的なので、アラが逆に目立ってしまったという印象。

「?才箱」をなぜお母さんはまるで自分がいなくなることがわかっているかのように用意できたのか。ろくじょう先生が未来に大きく姿を変えた理由は何か。…など、回収されない伏線が私は気になった。

JRF2020/7/11106

……。

『八男って、それはないでしょう!』。絵は少し雑だが、十分おもしろいと私は思った。高踏さはなくチープにオッサンの(若者も?)欲望をくすぐるやり方に感心する。主人公以外の味方が異世界だからか、素直すぎて、ここまで屈託なく描けるのも、作者的には何らかの「解脱」が必要だったのではないか。

JRF2020/7/14261

悪の組織や魔の総帥のような巨大な敵はほぼおらず、ドラゴンなどの魔物やザコ的の大群をしりぞけることで強さを表す。むしろ、貴族としての出世にカタルシスがある感じ。生まれながらの大きな能力が(実際の自分にはないが)あったならば、俺は貴族にも出世できた…というのが視聴者の共感ポイントなんだろうか? それでいて上下関係はあっても対等の者がいないところが、男性キャラの孤独というか孤高というか…。

JRF2020/7/17255

ルイーゼが好き。元気系なのに発言が生々しいところとか。後半活躍しなくなったが…。

JRF2020/7/19573

……。

『球詠』。絵が、原作に比べて劣化…というかよく言えば個性的。太ももの太さをはじめ体付きがリアル寄り。その割りに、ユニフォームが半ズボンで、リアル路線なのか萌え路線なのか…。変にリアル寄りにやって、これが広く受け容れられれば、太ましい女子高生というのが今後大く出てくるキッカケの作品となりえたかも。…なわけないか。

きらら系ということで見たが、野球マンガとしてはなかなかおもしろかったと思う。野球マンガという誘いでは見ない層に、それを見せたというのが、ポイントなのかな?

JRF2020/7/13115

……。

『本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません』(第二期)。放送中は、一番楽しみにしていた。第一期の「本がなければ本を作る」というテーマが第二期で本がたくさんある環境に移ってあまり意味をなさなくなるところなんかは、逆に「願望実現」のリアルさを感じた。代わりに魔法が大活躍、それもおもしろかったけどね…。

JRF2020/7/12532

……。

『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』。ラブコメ路線はかんべん…と思いつつ見ていたが、意外にそうなることはほぼなく、コメディがおもしろく見れた。ただ、個人的には、子供時代のほうがおもしろくて、それをもう少し長く見たかったかな…とは思ったが、そうすると全12話では終れないか…と自己解決ぎみに納得。

JRF2020/7/12202

……。

『波よ聞いてくれ』。これも多少ラブコメはあるが、基本、コメディなので楽しめた。札幌の光景がなつかしく、「見上げてごらん夜の星を」は私も思い入れのある曲で、思い出がくすぐられる感じだった。

JRF2020/7/18250

……。

『邪神ちゃんドロップキック’』。ぴのやぽぽろんの天使組がいいね。逆にキョンシーは何がよいのかよくわからなかった。邪神ちゃんとゆりねはさすがにキャラがたってる。

JRF2020/7/14345

……。

他に、『継つぐもも』、『プリンセスコネクト!Re:Dive』を最後まで見た。

OPED は『LISTENERS』のOPと、『アルテ』の OPED がよかったかな。

JRF2020/7/19297

……。

毎度同じく、こんなにアニメばっかり観てていいのかなぁ…と思う。クラシックやアニソンを聴いているか、アニメを観ているか、マンガを読んでいるか…で一日が終る。まともな本の読書はあまりやっていない。プログラムは申し訳程度に少ししているだけ…。

働いている方々には申し訳ないと思いつつ…。

JRF2020/7/19198

修正 「まるで最後の審判が終ったかのように」→「まるで最後の審判が途中で終ったかのような」。

JRF2020/7/25117

« 前のひとこと | トップページ | 次のひとこと »