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ファミマの「お母さん食堂」というブランドがポリコレで攻撃されてる件。家族の家事を担う人を区別すべきときはあるので、「お男母[とかあ]さん」「お女母[のかあ]さん」と呼ぶようにすればいいのでは? そしてまたいずれ両者を「お母さん」と呼ぶように統一すればいい。 (JRF 3053)

JRF 2021年1月 2日 (土)

超高齢化社会になり、介護人材が不足することが予想される。介護という職に男女の区別はない…でいいものの、男性の介護は女性でもできるが、女性の介護は男性がやるのは抵抗感が強い状態がしばらくは続くだろう。そういう観点から、女性のほうを経営者が雇いたいと思うのはしかたのないことと思われる。もちろん、力仕事や車の運転に期待して、そちらに向いてる男性への需要もそれなりにはあるだろうが。

JRF2021/1/28809

それとフェミニズムが主張する男女平等は、女性の労働への参加を促す面が強い。そのような思想的活動はそれほど経済に影響することはないかもしれないが、思想的後押しはあるとは言える。

これらによって、女性が働くようになるのはこれからも続き、「伝統的」な「専業主婦」像からは離れる女性が増えていくと思われる。

そのような時代趨勢の中、ファミリーマートの「お母さん食堂」というブランドネーミングが、何人かのフェミニスト(Twitter の…いわゆるツイフェミなど)の逆鱗に触れたようだ。

JRF2021/1/24188

そのことについて、私は、「グローバル共有メモ」で意見をまず書いた。それを若干修正してここに再録する。

JRF2021/1/20605

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○ 2020-12-30T19:09:46Z

「お母さん食堂」がポリコレで攻撃されてる件。何かと癪に障る日というのはあるものだし、「お気持ち」表明は別にいいのだが、言及する人が多いので私も一言。

JRF2021/1/26651

食事を作るのがお母さんしかない…みたいなステレオタイプならアウトだが、お母さんに作ってもらっていた人をメインターゲットとしているだけならセーフだと思う。そういう余裕のある家庭の子供ならコンビニで総菜が買えるだろうということだから。もちろん、商品だからそういう層に属さない人も買っていい。そういう人が増えれば名前も変わるだろう。

JRF2021/1/21553

現代の母はそんなに作らない・作らなくていいというのはその通りなので、もうしばらくすると「お母さん食堂」ではイメージがわかなくなり、「昭和おふくろ食堂系」みたいなターゲットを狙った名前にするんだと思う。ただ、「お母さん食堂」は、今では階層意識を刺激する名前なのかもしれず、強い批判はフェミニズムというよりは、その内部にある対立を反映しているのかもしれない。

今のところ、あえて目くじらを立てるようなものではないと私(の世代)は思う。

JRF2021/1/24855

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○ 2020-12-31T08:49:38Z

「お母さん食堂」が攻撃されてる件続き。

家族の特定の人が家事を担っていて、その人の自任を広く支えることで、その任をまっとうしやすくなってるというのはあって、「お母さん食堂」がダメだというのは、女性も働いて、家事などできないのが普通であるという、それはそれでおかしなステレオタイプを強制している疑いがある。

JRF2021/1/22483

両親が常に同じ役割を順番に担うということのほうが少なく、順番に担うほうが正しいというのもおかしなステレオタイプだから、どちらかと言えば家事を担う人物がいることが間違いではないということは認めてよいものと思われる。

そのような家事を担いやすい人をどう呼ぶかというと、それが男性か女性かにかかわらず「おかあさん」としていいのではないか。ここではちょっとひらがなで書いてみたが、漢字の「母」は女性の乳房の象徴だが、男性にも乳首はあるので、漢字で「お母さん」と書くいてもなんのおかしさもないだろう。

JRF2021/1/29473

要は、「お母さん」と聴いて女性しか想像しない現代の思考法が問題なのではないか。「お母さん食堂」は「お母さん」の部分を変えるのではなく、男性配偶者でも「お母さん」であることはありうるし、女性配偶者でも「お父さん」でありうるという方向に解決があるのではないか?

「お父さん的お母さん」というのに沸点に上がり、「お母さん的お父さん」に沸点から遠ざかる人は、それがなぜかを自問すべきだろう。そこには、女性が働かなければならないことへの認知的不協和が存在するのではないか。

JRF2021/1/22714

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移行期の最初のうちは、区別がつきやすいよう、漢字で書くときは「お男母さん」や「お女母さん」と書いて「おかあさん」と読むようにすればよいのではないか。で、最終的にはどちらも「お母さん」で通るようにする…と。読むとき違いが欲しいなら「おおかあさん」と「おのかあさん」みたいに分ければいい。

JRF2021/1/29170

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同性婚については直近でも [cocolog:92422763] で論じているが、同性婚では上で書いた「両親が常に同じ役割を順番に担う」ようなことが多いかもしれない。そういうときどう呼ぶか。(原始)共産主義にならって「同志」などどうだろう?

また、さらにちょっと前に話題となった(ガス点検の際の呼ばれ方で)「ご主人」「奥様」に引っかかるフェミニストは、どう呼んでもらえば良いかという問題については、「お男母さん」「お女父さん」にならって、「御女主人」と「お男奥様」と書いて「ごのしゅじん」「おおおくさま」でいいのではないか。

JRF2021/1/36801

「おおおくさま」は「大奥様」に重なるという場合は、「男」にはない読みかもしれないが、「夫」または「父さん」から音を取って、「と」と読めばいいのではないか。「お男母さん」「お男奥様」は「おとかあさん」「おとおくさま」と読む。…と。

ただ、「お女父さん」を「おかとうさん」と読むのはやめたほうが良いと思う。音に字をあてて「音母さん」は問題が少ないが、「丘父さん」は何か別のものを想像してしまいそうになるから。(「岳父[がくふ]」という言葉もあるしね。)

JRF2021/1/32301

あと、「ご主人」「奥様」問題のところが、役割がハッキリしない「両親が常に同じ役割を順番に担う」場合は、「お男同志(おとどうし)」「お女同志(おのどうし)」と呼んでもらえばいいのではないか。ただ、万一「おとどうし」「おのどうし」が広まれば、やがて、「おとど」と「おのど」に短縮されて、結局、「お父さん」「お母さん」と同じ意味になりそうな気がするが。

JRF2021/1/33760

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追記。

生物学上の父、母を指示したい場合は、「生物学上の父」とかでもいいが、「生父」「生母」または「御生父[ごせいふ]さん」「御生母[ごせいぼ]さん」でいいと思う。(「実父」「実母」でも気にならないならもちろんかまわない。)「父」「母」が出てくるが、日常的に使う言葉ではないから伝統的な言葉づかいを残していいと思う。それがどうしてもいやなら、「精子提供親」「卵子提供親」「子宮提供親」みたいにいうしかないでいいのだと私は思う。

JRF2021/1/30018

ガス点検に来た人が、とにかく配偶者のことが聴きたい場合は、「ご配偶は…」みたいに聴けばいいと思う。ただし、配偶者を何と呼べばよいかがわからない状況では、家族構成もわからないはずであるから、「ご配偶」と決めうちするのではなく、「ご家族さんの意見はどうですか…」みたいに聴いたほうが良いだろう。…と思う。(その後の答えに「主人」という言葉が出てくれば、それからは「ご主人」を使えばいい。)

JRF2021/1/34868

……。

追記。

上の議論は、同性婚の子 (養子?) が両親をどう呼ぶべきかという問題意識からも来ている。子とすれば、他の家の子と同じく「お父さん」「お母さん」と呼びたいものだろう。そのとき「お女父さん」「お男母さん」という言葉があれば、そういう言葉があるくらいだから、それらを「お父さん」「お母さん」と読んでも間違いじゃないのだと感じることができるのではないか…と私は夢想している。

JRF2021/1/38022

両親が「お父さん」「お母さん」呼びを嫌う場合、家庭ではファーストネーム呼びでかまわないが、外で尋ねられたときどうするか…「お母さんではなく同志です」と答えられれば、わかってもえるのであれば楽だろう。…ということである。

「同志」呼びは共産主義にならったと書いたが、それに引っかかる方は、「共産主義」へのステレオタイプがないか自問していただきたい。私にとって「同志」という呼び方はただ歴史に属することでしかない。たとえ間違いが証明された思想という位置付けでも、もし参考にできるところがあれば参考にすべきというのが私のスタンスである。

JRF2021/1/32794

……。

追記。

(一文節間違って削除してしまったところがあったので、そこまでまず削除してもう一度、投稿しなおした。追記の前は2021/1/2、追記はともに2021/1/3のもの。)

JRF2021/1/32699

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