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12月から3月にかけてオペラ『ヴェルディ:リゴレット』、『モーツァルト:フィガロの結婚』、『ロッシーニ:セビリャの理髪師』、R.シュトラウス:ばらの騎士』、『プッチーニ:トゥーランドット』、『ヴェルディ:トロヴァトーレ』、バレエ『ストラヴィンスキー:火の鳥・春の祭典』を観た。 (JRF 7746)

JRF 2021年3月16日 (火)

12月から3月にかけてオペラ・バレエを観て、「グローバル共有メモ」に感想…というには短いメモを書いていたのを、この「ひとこと」にコピペしておく。

これ以前にも、このところ、『ワーグナー:ニーベルングの指環』([cocolog:92239059])や、『ドビュッシー: ペレアスとメリザンド』など([cocolog:92288097]) を観ていた。

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○ 2020-12-11T13:34:37Z

シャイー指揮ウィーン・フィル&ポネル演出『ヴェルディ: 歌劇「リゴレット」』(制作: 映像 1982年 音楽 1981年) を観た。

2010年2月ぐらいに LD (LaserDisc) を PC のキャプチャカードを使って DVD-R に自分でダビングしたものを今ごろ観た。最初は雑音が気になったが、それ以降は低音が弱いかな…ぐらい。オーケストラの音の厚みは、私が昔の音の作り方に慣れているせいか、むしろ良かった。

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話は、とにかく胸糞悪い話で、そこにすばらしい音楽がついている。その倒錯を楽しむのが最高の贅沢なのだろう。私にとってそれは、楽しむには贅沢過ぎたようだ。

ただ、有名なカンツォーネ『女は気まぐれ(女心の歌)』を歌うパヴァロッティはすばらしかったし、ジルダ役のグルベローヴァは美しいと思えた。

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○ 2020-12-14T14:36:14Z

ベーム指揮ウィーン・フィル&ポネル演出『モーツァルト: 歌劇「フィガロの結婚」』(制作: 映像 1976年 音楽 1975年)を観た。

これも先の『リゴレット』と同じで、2010年2月ぐらいに LD (LaserDisc) を PC のキャプチャカードを使って DVD-R に自分でダビングしたもの。それを今ごろ観た。雑音が気になるのが最初だけなのも同じ。

二重奏、三重奏…多重奏の音楽が楽しい。さすが天才モーツァルトといったところ。

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話は、ラブコメの祖先的な話で、領主に「初夜権」があったのがなくなってすぐのお話という設定。

物語の途中、フィガロの両親が突然わかるのだが、ここが不自然。両親は若いころの「あやまち」について、母に弱みを握られる形で、父は従っていた…子供のことが重荷になって結婚できなかったが、今や子供が見つかったので、母と父は正式な結婚ができるようになった。…ということなのだろうか?

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少子化が問題となってる現代。若い頃の「あやまち」をその両者の両親が支える形がもっとあっていいと思うんだよね。結婚年齢をなんとかして下げたほうがいい。

もちろん、人間という種が長寿になるためには、高い年齢で熟考された結婚をするほうがいい…というのがあるのかもしれないけど、今は、その方向に本気で行こうと思えば、遺伝子診断・遺伝子治療とかもあるわけで、それを積極的に利用する道に行くのは私には疑問の大きいところ。

JRF2021/3/169649

シンギュラリティがあるかどうかはわからないが、かなり、コンピューターに「進化」をまかせられる世の中で、そちらのほうが人間よりよっぽど進化が早いのに、人間が進化する意味がどれだけあるのか。…と思うんだよね。むしろ、自然な進化・交雑での進化を目指し、(例えば「異常」があればそれを受け容れる社会であり続ける)ほうが、人類種は幸せでないのか…と思う。

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○ 2020-12-16T13:52:29Z

アバド指揮ミラノ・スカラ座管弦楽団&ポネル演出『ロッシーニ: 歌劇「セビリャの理髪師」』(制作: 映像 1972年 音楽 1971年) の DVD を観た。

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イタリア語はわからないが、会話を聴いているだけで気持ちが明るくなり、イタリア語が好きになりそうになる。その背景に音楽があるからだろうが、ロッシーニがすごいのか、アバドがすごいのかは私にはわからない。アバドはイタリア人だが、歌手全員がイタリア人というわけではないので、イタリア・オペラの伝統に完全に沿っているというわけではないかもしれないが…。

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先に観た『フィガロの結婚』の前日譚にあたるそうだが、あの伯爵とロジーナが、後日あのような関係になるとは…といったところ。ただ、重要なのはそこだけで、フィガロに娘がいるという話が出たり、細かなところは気にしないのがよいかもしれない。

あと、もう一点気にすると、フィガロとバルトロが親子となるということだったはずだが、「貴族」バルトロの結婚を阻止したのはまずかったという意見が当時にあったのだろうか? 本当の親だから無意識的に阻止したのなら良い…と。

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これも『フィガロの結婚』も最後が結婚で終るのがそれが一番「目出度い」からだろう。昔のポリコレがすすんだ日本では『忠臣蔵』の「仇討ち」こそが一番「目出度い」ものだった。世界はどうも人口増どころか人口維持すなわち子供を生むのが祝福されないようになりつつあり、それとポリコレがあわされば、世界でも『セビリアの理髪師』よりは『忠臣蔵』のほうが「目出度い」となるのかもしれないね。

JRF2021/3/167406

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○ 2021-01-20T19:55:56Z lPqVoUWSWs

ゲルギエフ指揮マリインスキー劇場『ストラヴィンスキー: バレエ「火の鳥」&「春の祭典」』(収録: 2008年, 発売: Bel Air Classiques 2009年) の BD (輸入盤) を観た。

《Stravinsky & the Ballets Russes》
https://www.amazon.co.jp/dp/B0023T9ZRK

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以前 NHK BS hi だったかで、《サンクトペテルブルク白夜祭 2008》として『火の鳥』『春の祭典』『結婚』が放送されたことがあるが、その BD。私はその再放送を観たことがあった ([aboutme:119347])。

私にバレエを観るキッカケを与えてくれた『春の祭典』がもう一度観たくて、いつなくなるかもしれない録画を「ライブラリ」から探すよりは、財産として価値のある Bru-ray Disc を保存したくて BD を購入した。(申し訳なくも、贅沢だが…。)

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久しぶりに観ると、「火の鳥」は豪華に観えて良いのだが、「春の祭典」は衣装は良いのだが、背景とかが素朴過ぎ、Amazon 評にもあったがカメラワークも良くない感じだった。自分の中で思い出が美化されていたのかもしれない。ちょっとガッカリ観があった。

でも、最後の、生贄の踊りは記憶通り、鮮烈で、ここだけのために BD を買った甲斐があったと思った。

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○ 2021-01-24T02:08:17Z

C. クライバー指揮バイエルン国立歌劇場『R. シュトラウス: 楽劇「ばらの騎士」』(制作: グラモフォン 1979年, 発売: ユニバーサル クラシックス&ジャズ 2009年・2020年)。

C. クライバーの「ばらの騎士」の映像には二種類あり、一つはこの 1979年のバイエルン国立歌劇場のもの、もう一つは、1994年のウィーン国立歌劇場のもの。

JRF2021/3/163756

2009年7月30日に NHK BS hi で『夢の音楽堂 小澤征爾が誘うオペラの世界 カルロス・クライバーの“ばらの騎士”全曲』として、1994年のウィーン国立歌劇場のものが放送された。それを覚えていて、そのソフトを買うつもりで、この DVD を買ったのだったが、違うものだったようす。それでも特に問題はないのだが。

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「ばらの騎士」は、若いころ CD で買った数少ないオペラのうちの一つ(基本的に二つでもう一つはワーグナーの「ワルキューレ」)であったが、CD の表と裏の両面に収録されているという珍しい形態で扱いがメンドくさかったこともあり、ほとんど聴かなかった。ただ、その思い出が残っていたので、ちゃんとした DVD が欲しいと思い、買ったのだった。

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物語は、私も中年男性としてオックス男爵がかわいそうに思えた。彼は彼で、貴族のこれからのあり方等を考えて、ああなったんだと思う。オクタヴィアンは、考えなしな感じなのが、これから大丈夫なのかと思った。元帥夫人は解説にもあったが、新たな恋人を見つけるのかもしれないし、もうあまり追わなくなるのかもしれず、どっちもありうるな…と思った。

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観せ場の三重奏はもちろんすごいと思ったが、オーディオの設定をいろいろいじってるせいか、音質に満足できず、全体的には「もう少しイイ音で聴けないか」…という印象になった。クライバーの指揮がどうとかの以前の話。オペラの指揮の良さというのは私にはまったくわからない。

映像的には、第三幕が暗い過ぎる気がした。まぁ、1979年のものだからしかたないか…。ただ、衣装や、第一幕・第二幕のセットは豪華だな…と思った。元帥夫人の胸の谷間を出すドレスとかすごいが、今はできるのかな?

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○ 2021-03-13T15:39:25Z

レヴァイン指揮 ゼフィレッリ演出 メトロポリタン歌劇場『プッチーニ: 歌劇「トゥーランドット」』(制作: グラモフォン 1987年, 発売: ユニバーサル クラシックス&ジャズ 2008年・2020年) の DVD を観た。

昔遊んだ娘を捨て、良家の娘を勝ち取る構図。現実は昔の娘は死なないだけマシなのだ…と、そういう胸糞悪い構図。

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ただ、良家の娘は「ツンデレ」で、男は命を賭けさせられる。その場面・場面がとてもエキゾチック。三つの謎を解く場面の盛り上げ方なんか、さすがプッチーニ&ゼフィレッリ。

プッチーニは第三幕を作っている途中で死に、それ以降は別の人の作曲らしい。確かに、途中ガタッと緊張感がなくなるところはあるが、しかし、最後の長い二重奏はなかなかのものだと思った。

フィナーレも、途中が糞みたいな話なのに、寓話として愛が勝つのは多少の感動もあり良かった。

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○ 2021-03-15T13:28:50Z

レヴァイン指揮 メラーノ演出 メトロポリタン歌劇場『ヴェルディ: 歌劇「トロヴァトーレ」』(制作: グラモフォン 1988年, 発売: ユニバーサル クラシックス&ジャズ 2013年・2020年) の DVD を観た。

「トロヴァトーレ」は「イル・トロヴァトーレ」とも呼ばれ、「トロヴァトーレ」の意味は、吟遊詩人とのことだが、あまり主人公(?)は吟遊詩人としての造形にはなっていない。

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物語は、不幸な生い立ちを持つ者が不幸になって死に、それに巻き込まれてすべての登場人物が不幸になるという、救いのない悲劇。自らの不幸を諦めることを促すのだろうか。

が、音楽はとても楽しい。陽気に悲しい歌が出てくるところは、さすがイタリアオペラという気がする。

JRF2021/3/165874

ソプラノは、現代の歌手だと優しく美しいのだが、おそらく昔の「ヒステリックに歌うソプラノ」の場合、何度もしゃくり上げるようなところでは、劇的な効果をもったのだろうと思われるから、そちらも聴いてみたいな…という気にさせられた。

JRF2021/3/162503

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