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差別の「根絶」はユダヤ人問題の「最終解決」に似て言葉遣いがマズい。五輪は国の総合力。混血で勝つという方向も、「純血」で勝てる方法を探すという方向も両方あり、帰化もある。「血」など関係ない社会にしたいというのは当然だが、五輪はその逆の思いを発散する場のような気がする。 (JRF 5547)

JRF 2021年7月27日 (火)

(「グローバル共有メモ」のコピペを RT を中心に。)

JRF2021/7/270241

一つ前の五輪開会式を巡る混乱から、差別の問題を考えるようになる。

本題の差別を論じる前に、開会式後に見られた「セクト主義」的なオタクをくさす書き込みについて…。

JRF2021/7/277370

……。

○ 2021-07-24T07:02:50Z

敵を作るような物言いをさせて顰蹙を買わせるのは、そうすることでセクト内にしか味方がいないようにする。…新興宗教などでも使われるセクト主義のテクニックだろうとは思う。しかし、今の時代、それがわかっているはずなのに、なおそれに乗る者がいるのは、それだけでないうまみがあるからなのだろうか? 不快にさせるのがただ気持ちいい…とか? まさか、それだけではあるまい。

JRF2021/7/270769

近頃の五輪開会式でオタクをくさすのは、オタク層と野党(?)支持層がかぶっていて、選挙も近く、踏み絵を踏ませてセクトを固めようとしているのだとは思うのだが、末端がそれをして益はなく、案外上の方が参加してるということなのか、他に私ごときにはわからない裏があるのか…。

選挙が近いと書いたが、日本の衆院選では、そういう層が票を固めてもあまり意味がない。…とすると、セクトを固める意味は、監視しやすくするためで、とすると、しかけているのは案外、公安とか警察とかに近いところなのだろうか?…それにしてはそれぞれのツイートが自然で自発的に見えるが…。

JRF2021/7/278903

……。


○ 2021-07-24T13:51:26Z

党派に属しているから、言えないことというのはあるのだろうが、党派に属しているからこそ、気づける間違いというのもあるのだと思う。逆に党派に属してないから気づける間違いがあるかというとそれはほとんどないのだろう。思考の熟練がないし、一方で、人は自然に偏りがあり党派的になるもので、党派に属さないということが不可能だろうから。

JRF2021/7/279272

……。

……。

このころ、テレビでたまたま「差別の根絶」という言葉を使っているのを目にする。

JRF2021/7/277582

……。

○ 2021-07-24T10:03:52Z

差別の「根絶」はマズいよ。気持ちはわかるけど。文化が違えば偶然で差別的意見に染まるものは出てくる。それが反科学的狂気と出会えば、胎児の殺人・妊娠機会の根絶につながるのを心配せざるを得ないような言葉遣いのように思う。もうちょっと言葉を選ばないと。最近その言葉が使われるのは、バイデン大統領の言葉から出ているようだが、不遜かもしれないが、私は見識を疑う。(訳の問題かもしれないが。)

JRF2021/7/278008

○ 2021-07-27T01:27:57Z

「差別の根絶」は、ユダヤ人問題の「最終解決」と言葉の選び方が似ているのがとても気になる。言葉は違う。が、「差別の根絶」はまるで「差別の最終解決」のような言葉だ。これは言葉の問題というより、概念の問題だ。「解決」という和解をも思わせる良い方向にもありそうな言葉の影で行われたことが、「差別の根絶」という一見もっともらしい目標の影で行われうることを示唆していないか恐怖する。

JRF2021/7/270336

……。

そして本題。キッカケは次のようなツイートから。

《だるちゃん@中東ハーフ&ADHD&双極性障害:Twitter:2021-07-25》
https://twitter.com/n_almuslima/status/1419274390936510465

JRF2021/7/278698

>旦那からショックなこと聞いたんだが、、、

旦那の職場のテレビで若いカップルがオリンピックの開会式の様子を見ていて
大坂なおみが聖火点火した時に
その場に自分たちしかいないと思ったのか
カップルの一人が堂々と
「日本人じゃないじゃん…」
とボヤいたらしい

悲しくて涙でた…これが現実…

JRF2021/7/272333

《(Ǝ)ɐsıɥıɥso⅄ ouɐɓnS:Twitter:2021-07-26》
https://twitter.com/koshian/status/1419580859183599618

JRF2021/7/274464

>いまじゃ信じられないかもしれないけど、前世紀くらいまでは「アジア人はスポーツで黒人に勝てない、知能では白人に勝てない」というイメージが日本国内でも強かったんですよね

これを前提にすると黒人との混血の日本人選手が活躍することに素直に喜べない人がいるのは、共感せずとも理解はできますね

>よくわからない欧米目線とか内面化しちゃったような人たちなんかは本気で理解できないかもしれないけど

アジア人というのは人種ヒエラルキーの最下層なわけですよ

その最下層のアジア人でも白人や黒人に勝てるんだと信じられる要素をみんなどこか求めてるんだよね

JRF2021/7/276910

>日本人も含め、アジア人というのは「差別される側」の存在だという大前提を忘れちゃいけないんですよ

本気で忘れてる人たちがかなりいるけれども

JRF2021/7/276233

……。

○ 2021-07-26T09:23:56Z

難しいな。事実として体力・知力に違いがあるようには思われ、それを混血により克服したことが事実と見える。混血自身に何も問題はない。ただ、それで勝っても、アジア人としてのコンプレックスは解消されないので、そこに「純血」が勝ったより一般アジア人が意味を見出しがたいことがある面はあるのかなと思う。

JRF2021/7/277555

一方で、もし体力・知力を追いつくのに混血しかないのならば、混血が勝って混血がよいとしていくことにも意味があるのかもしれない。そんなの関係ない…のだとすると、国別にオリンピックをする意義が逆に薄れてくる。

国の総合力で勝つ。そこには混血で勝つという方向も、「純血」で勝てる方法を探すという方向も両方ある。もちろん、帰化もある。

JRF2021/7/273579

そういう「血」など関係ない社会にしたいというのは一方であらねばならないが、オリンピックはその逆の思いを発散する場のような気が私はする。

開会式に参加できなかった者の差別も問題になってるようだが、帰化があった上でなら問題だが、そうでないなら他のことをいろいろ観なければわからない感じか。開会式ぐらいいいのではないかという判断もありえないわけではないが。

JRF2021/7/271937

……。

このように書いたあと、これではまるで差別を肯定しているようでヒドいと感じ、なんとか軌道修正をこころみるのが次になる。

JRF2021/7/279577

……。

○ 2021-07-26T11:06:01Z

アメリカがこういう面で進歩的なのは当然として…。

ヨーロッパの国とかも、国内にかなりイスラム教徒を受け容れ共存するなどしていて、そこから代表を出すとかもしているはず。アジア人の場合、そういうことをすると全部移民が代表になるのではないかという「恐怖」があってその方向に抵抗がある。…主に私が抵抗がある…ということで、単に私のコンプレックスの問題なのかもしれないが。

JRF2021/7/271213

でも、ヨーロッパが受け容れている以上、それにならうべきなのだろう。「国民」と選手の構成が違って、「国民」がむしろ劣等感を刺激され、商業的に失敗することはあるのかもしれないが、スポーツにおいては特に商業的な面よりも大切なことがあるのは同意するので、それでよいのだろう。

それはそれとしても、オリンピックが「発散の場」だとしても完全に自由に発散できるのではなく、人類平等を基調とする制限を受けるのは当然ではある。いろいろ問題にしていき「発散」をおさえていくのが正しい方向だろうとは思う。

JRF2021/7/275973

……。

…と書いてみたものの、このままでは、混血の選手が私のメモをたまたま読んだら悲しみ、モチベーションを下げるかもしれない…まぁ、読まれることはないのだが…とにかく、なんとかさらに軌道を修正したのが次のメモになる。

JRF2021/7/279904

……。

○ 2021-07-26T15:54:13Z

日本に帰化した選手は、「わざわざ」入った助っ人であることゆえの期待されるものの高さがあり、そこに大きなプレッシャーがあると思う。それでいて、日本という国はそれに将来的に十分報いることができるかというとそれほどでもない。人種が違ったりすると、見られ方の違いにどうしても苦しませてしまう。

JRF2021/7/275553

混血の日本人選手は、子供のころから日本の意識的・無意識的「差別」…いじめを経験せざるを得ないだろう。昔に比べればマシになってるだろうが、大かれ少なかれそういうのは残っていると思われる。そうしておきながら、こういうときだけ持ち上げられることへのわだかまりというのはあるかもしれない。助っ人的に見る視点は、選手どうしではないだろうが、周りにはあり、帰化選手ほどではないが、プレッシャーもあるだろう。

JRF2021/7/270123

大坂なおみ選手は、混血であるが、子供時代に日本で暮らした時間が短めで、恨みを抱いている部分は少ないかもしれないが、選択して日本人となったのは帰化選手的でプレッシャーが大きく、大人になって、日本とかかわる部分が増えて、アメリカにない感じの混血としての「差別」に苦しむ部分もあるのではないか。申し訳ない限りだ。がんばってる姿はとても尊い。今プレイしてくれてるだけでありがたい。

JRF2021/7/272206

他の混血の方なども、私のような意見をみれば、やる気がそがれるかもしれない。申し訳ない。難しい問題過ぎて、盛り上げたいと思っていながら、この体たらくで恥ずかしいかぎりだ。

オリンピックで選手にとって大切に思うのは国威発揚よりも商業的成功よりもその競技能力の高さを示すこと・人類としての高みを示すこと。すべてのプレイヤーが存分に力を発揮できることを願いたい。

JRF2021/7/271984

……。

……。

このようなことを書いてると、言葉狩りを使って、印象操作をこころみているように見える者があった。私は、ユダヤ人問題やアメリカ大統領などに不遜に言及していて、敵視されているのでは…みたいな妄想が襲い、それに必死に抵抗を試みる。

《Yehuda Feldmann™✡イェフーダフェルドマン™:Twitter:2021-07-25》
https://twitter.com/yehuda_feldmann/status/1419209889935548418

JRF2021/7/277835

>英語のmixed raceは今回の大坂さんや八村さんについての報道でも使われたし不快な言葉とは余りされてないけど、漢字の「混」はネガティブな意味で使われることが多いし「混血」は差別的に使われてきた歴史があって避けられている用語だから、そもそも英語に単純に置き換えて話すことはできないと思う。

JRF2021/7/270108

……。

○ 2021-07-26T23:25:37Z

「混血」って言葉使ったらダメなの? 知らなかった。「純血」がおかしいのはわかるけど…単一民族幻想といわれるが、でも、日本ではそれは遺伝的にだいたいにおいて成立する。人種をアジア人と枠を広げたら、アイヌもそこにはいるわけだし。帰化とかも当然あって、すべての日本人について成り立つと言ってるわけではないから。ハーフもおかしいでしょ。人種のハーフという概念も親の両側に「単一民族的幻想」がなければ成立しない。国籍のハーフならありうるが、日本国籍に関してはそれは言い難いはず。

JRF2021/7/272778

「純血」はほぼありえなくて、すべての人がなんらかの意味で混血というのも視野に入れての言葉遣いもダメなのだろうか? とりあえず、長い歴史にも裏付けられているような言葉狩りによる事後の人物の印象操作よりは、あとの時代での印象は別として、今は普通のことだと思うけどなぁ。私も言葉狩りのようなことは言うこともあるけど、その基準があいまいなこと・または単なる印象以上の害も同時に示しているはず。言葉狩りをカジュアルに行うというその一点において、私は誠実さを疑ってしまうんだよね。だから、私はダメなんだろうけど。

JRF2021/7/275278

あと、混がネガティブな意味で使われることが多いというのは違うんじゃないか。mixed よりも pure のほうが難しことが多いというので、mixed がネガティブだというのと同じだと思うが…。ただ mixed だからこそ意義があることがあるので、そこに「ネガティブ」という概念は普通出てこないんじゃないか?

JRF2021/7/273035


○ 2021-07-27T00:10:02Z

長い歴史にも裏付けられているような言葉狩り…の件。

陰謀論的には、誰かが中性的な用語を使っていたら、右手でその中性的な用語を使って差別しておいて、左手でその中性的な用語を差別用語として非難すれば、かつてその誰かが「差別用語」を使っていたことにできる。

JRF2021/7/278862

差別は人の心にあるのが問題なのに、「無意識的な差別」という概念とかを認めてしまうと、簡単に差別を見出すことが可能で、その人に自分への差別があるとなれば、そこから相手と違う自分の属性へ向けられた言葉は、すべて差別用語と受け取れてしまう。

差別を言葉から解決しようとするのは私は賛成できない。むしろ、上のような陰謀を感じてしまう。だから、私はダメなのだろうが。

JRF2021/7/274886

○ 2021-07-27T09:33:38Z

「混血」という言葉にネガティブな印象を持っているのは、たまたまその印象を持っている人が出会った人が差別的で「混血」という言葉を使ったからではないか…日本では混血者に差別心を持ってる人がまだ多いからではないか…と邪推してしまう。

一方で、「ハーフ」が大丈夫なのが多いのは、そういう言葉使いをする人に差別が少ないだけで、むしろ、英語が使えるか英語環境に属せる人とそうでない日本人を差別してるのはあなたではないのか…という憤りを感じる。

JRF2021/7/279275

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