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夏は音楽鑑賞は基本お休み。そんな中、主に放送を録画してオペラなどを観た。オペラ『ヴェルディ:オテロ』『R. シュトラウス:カプリッチョ』『ワーグナー:さまよえるオランダ人』『ウェーバー:魔弾の射手』『バーバー:ヴァネッサ』、バレエ『ザ・チェリスト』、『バッハ: ヨハネ受難曲』…。 (JRF 3046)

JRF 2021年10月26日 (火)

(音楽鑑賞の感想の一つ前のものは、[cocolog:92859212])

今回挙げる以外にもプレミアムシアターやクラシック音楽館は見ていた。

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○ 2021-07-14T13:09:41Z

メータ指揮 ビナスコ演出 フィレンツェ五月音楽祭2020『ヴェルディ: 歌劇「オテロ」』(収録: 2020年11月30日 フィレンツェ五月音楽祭劇場, 放送: 2021年7月11日 NHK BS P) を録画して観た。

『オテロ』は、2001年のドミンゴ主演の DVD を最近観ていた([cocolog:92859212])。劇としての感想などはそちらを観ていただきたい。

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録音としては、2001年のもののほうが迫力はあったが、細やかさなどはさすがにこの放送のほうが音質が良かった。

この演出において気になったのは、ムーア人のオテロが肌を黒く塗っていない点。「御時勢」なのかもしれないが、それは、演出上の必要性から許されるべきことではないのか。差別するために黒く塗るのではなく、差別にも苦しんでいる心を描くために黒く塗るんだろうに。

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それとも黒人はそれを許さないほど狭量とでもいうのだろうか? そのほうが差別だろう。有色人種もいつまでも許さないというわけではない。しかし、忘れないことは必要だろう。「リベラルの歴史修正主義」ほど昨今、私にとって許しがたいものはない。様々な「呪い」を文字に託したまま活きのびさせる漢字文化圏の人間だからそう感じるのだろうか。

ドミンゴに比べると、サルトーリのオテロは「ブ男」で、コロナの影響か、キスさえ許してもらえない。有色人種の悩みが、ブ男の悩みになってしまっている。それは国家間の緊張から来る憂いを個人の恨みに転換するもので、物語の中核をゆるがすものではないのか。

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これが「現代的演出」なら、歌っていることと劇の要素が違うというのは普通のことだから、そういうものか…で済んだのだろうが、割と伝統を守っているのに、この「ていたらく」は…などと思ってしまった。

まぁ、私のような古い人間向けの演出ではなかったということなのだろう。

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○ 2021-08-23T14:59:47Z

ティーレマン指揮 ヘルツォーク演出 ドレスデン国立劇場公演『R. シュトラウス: 歌劇「カプリッチョ」』(収録: 2021年5月4・6・8日 ドレスデン国立劇場, 放送: 2021年8月22日 NHK BS P) を録画して観た。

音楽はイタリアオペラのような明快さよりも、複雑さを取った感じで、私には難しかった。

ラストは、おそらく二人とも選ばない結果、淋しい未来を送ることになったというのが、この演出の特徴なのだろう。

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ところで、この放送の情報を確認しようとしたら、これまでは NHK プレミアムシアターのホームページの「これまでの放送」というところで詳しい情報を見れたのに、見れなくなっていた。このところ『クラシック音楽館』でも伝統的なクラシックから逸脱するバラエティ色豊かな演出が多く、クラシック畑でない人間が力を持ってる気がしていたが、その疑いがいっそう強化された感じ。

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○ 2021-09-08T13:28:16Z

リヒター指揮 ミュンヘン・バッハ管弦楽団『バッハ: ヨハネ受難曲』(DVD, 録音: 1970年9月 ディーセン, 発売: 2021年 ユニバーサル ミュージック・Deutsche Grammophon) を聴いた。

かなり大きな音で聴いたためか、低音もバッチリ聴こえて良かった。映像も 1970年の割にはかなり良かった。

ヨハネ受難曲と言えば、鞭で叩かれたイエスの背中から血が出てそれが虹になる場面。やはり凄いな。初期マルコのように「復活」はないが、感動はあった。

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2021年9月にリヒター指揮の DVD が安く出ている。リヒター以外のオペラもだが。Blu-ray の時代に DVD を買う意味が見出しがたいかもしれないが、私には安くてありがたかった。私はリヒターのマタイとロ短調ミサは持っていたので、合唱曲ではヨハネ受難曲のみ安く手に入れられたことになる。

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○ 2021-09-14T11:18:12Z

リーニフ指揮 チェルニアコフ演出 バイロイト音楽祭2021 『ワーグナー: 歌劇「さまよえるオランダ人」』(収録: 2021年7月25日 バイロイト祝祭劇場, 放送: 2021年9月12日 NHK BS P) を録画して観た。

伝統的でない演出。伝統的な演出の DVD を持っているがまだ観ていない中、先に歌ってる内容と舞台の内容が異なる現代的演出を観ることになってしまった。

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ある男の復讐劇になっていて、何かを知ってておびえている風だったゼンタの母が最後に男を殺す。それが男の「救い」であるということになる。男のおそらく手下がテロで街を焼いたらしいので、その報いに男も死んだということになるのかな…。

私にはゼンタの性格がよく読めなかった。難しい演出だった。

(演出が難しく音楽は聴けてない。問題はなかったように思う。)

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○ 2021-10-16T07:36:04Z

エッシェンバッハ指揮 パドリッサ演出 ベルリン・コンツェルトハウス『ウェーバー: 歌劇「魔弾の射手」(全3幕)』(収録: 2021年6月17~19日 ベルリン・コンツェルトハウス(ドイツ), 放送: 2021年10月10日 NHK BS P)を録画して観た。

おそらく魔法陣を描いて悪魔召喚を実際にやってみせるところがこのオペラの奇抜なところで、「ウリ」なのであろう。

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見てる間、魔弾の七つ目が誰に当たるのかでワクワクしていた。素直にアガーテに当たるのか、意外に領主に当たって革命バンザイで終ったらウケるな…とか、アガーテが助かってからは、実は七発目は別にあって、領主が隠者様を打つ展開とかギャグみたいなことを考えていた。

ただ、当初七つ目の話を聞いたとき最初に思い浮かんだのは、七つ目と思われたものはアガーテをそれ助かるが、その前にアガーテが領主などに体を差し出して許しを懇願していてその子種が「七発目」となるのではないかとか思っていた。この時代のオペラならありうる話かな。…と。でも、さすがにそこまでするのはこの時代でも下品であったのかな?

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隠者様が出てきたのもかなりブッ飛んではいた。「現代的演出」もあったけど、まぁ、七発目は、現代の視聴者に向けられていたといったところか。あんまり、物語にからまず、当たってる感じはなく、余計だったかな…という気はしたが。

音楽についてはよくわからない。後で紹介するヴァネッサと比べて低音がよく聴こえたな…という感じ。

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○ 2021-10-16T07:37:13Z

グラインドボーン音楽祭2018 フルシャ指揮 ウォーナー演出 ロンドン・フィル『バーバー: 歌劇「ヴァネッサ」(全3幕)』(収録: 2018年8月14日 グラインドボーン音楽祭歌劇場(イギリス), 放送: 2021年10月10(11)日 NHK BS P)を録画して観た。

エリカがいなくなって見つかるところ、アナトールはショックを受けていて、完全な悪人ではないのだな…と思った。

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ヴァネッサもアナトールの「浮気」を知っているのか、知らないのか。たぶん、知っていて、騙されてあげているのだろう。財産はあるが年齢の高い女性に必要なことという示唆があるのではないか。

エリカが最後ヴァネッサと同じ生き方を選ぶ…というのは、エリカがヴァネッサのようでいたいとしたっているといったら変だけど、無意識にはそういうことなのかな…と思った。

老医者と老男爵夫人がたびたびひそひそ話をするから、エリカかアナトールか…まさかヴァネッサに出生の秘密があるのかと思ったが、具体的には明かされなかった。

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音楽的には最後の5重唱(?)がすばらしかった。ただ、私のうちのオーディオが定まっていないときに聴いているので、オーディオ的には今ひとつという印象。

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○ 2021-10-25T12:51:10Z

昨日放送(2021年10月24日 NHK Eテレ)の『クラシック音楽館』。福川伸陽(ホルン)&鈴木優人(オルガン)の『ブルックナー: 交響曲 第7番 第2楽章 アダージョ (大橋 晃一 編曲)』がとても良かった。

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○ 2021-10-26T13:22:35Z

英国ロイヤル・バレエ『ザ・チェリスト』(収録: 2020年2月17日・25日, 放送: 2021年10月24(25)日 NHK BS P) を録画してみた。振付:キャシー・マーストン、音楽:フィリップ・リーニー、指揮:アンドリア・モリノ。

1987年に死去したイギリスの女性チェロ奏者ジャクリーヌ・デュ・プレの短い生涯を描いたバレエ。チェロが一人の男性ダンサーによって表現されており、物語・演出がとてもわかりやすかった。バレエはすごい芸術だな。…とあらためて思った。

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