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11月から2月の音楽鑑賞。オペラ『ベートーヴェン:フィデリオ』、『オッフェンバック: ホフマン物語』、『ヴェルディ:シモン・ボッカネグラ』、『モーツァルト:ドン・ジョヴァンニ』、『ヴェルディ:マクベス』。他、『ブルックナー:交響曲第4番』、『マーラー:交響曲第3番』に言及。 (JRF 0354)

JRF 2022年2月19日 (土)

(音楽鑑賞の感想の一つ前のものは、[cocolog:93090821])

今回挙げる以外にもプレミアムシアターやクラシック音楽館、ウィーンフィルのニューイヤーコンサート 2022 は見ていた。

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○ 2021-11-16T03:08:19Z

パッパーノ指揮 クラッツァー演出 英国ロイヤル・オペラ『ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」』(収録: 2020年3月6・9日 英国ロイヤル・オペラ・ハウス(ロンドン), 放送: 2021年11月14日 NHK BS P) を録画して観た。

『フィデリオ』はバーンスタイン指揮の1978年のものを以前観た([cocolog:92288097])が、今回の演出は、マルチェリーナの役割がだいぶ違っていた。

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フィデリオの正体を第1幕の途中でマルチェリーナが知る。第1幕の最後にはおもわせぶりに、マルチェリーナがドン・ピツァロと向き合い、何か「裏切り」のような大きな改変が起きるのかと思ったがそうではないようだった。

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「ようだった」というのは、第2幕の監獄のシーンから演出意図がよくわからなかったから。監獄に観客席があって、そこには現代人が座っている。…ということは、要は、囚人を私達が観ている…ということまではわかるのだが、その意味がよくわからない。最後、人々が枠から出てきて、ヤキーノがなぜかナイフを持つが誰かを殺すわけでもない。…その意味もよくわからなかった。ネットの炎上とかその辺の話なんだろうか…でも、そういう感じではなかったんだけどなぁ…。

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○ 2021-12-14T08:36:38Z

パスカ演出 ケント・ナガノ指揮 ハンブルク国立歌劇場 『オッフェンバック: 歌劇「ホフマン物語」』(収録: 2021年9月19・22日 ハンブルク国立歌劇場, 放送: 2021年12月12日 NHK BS P) と…

ホモキ演出 ファビオ・ルイージ指揮 チューリヒ歌劇場 『ヴェルディ: 歌劇「シモン・ボッカネグラ」』(収録: 2020年12月4・6日 チューリヒ歌劇場, 放送: 2021年12月12日 NHK BS P)

…を録画して観た。

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『ホフマン物語』は、納得のいかないラスト。酔っていろいろやらかすような奴に通常の幸運は訪れないということなのか。舞台は、ヒロインの衣装をはじめセットなどは良かったように思う。音楽は、わかりやすい感じ。

問題は、『シモン・ボッカネグラ』のほうで、娘と父の再会シーンで、「抱きしめたい」「抱きしめてください」と歌っているのになかなか抱き合わない。「引っ張るなぁ」…と思っていたら抱き合わずに終ってしまった! …コロナだからか! 笑うところじゃないのに思わず笑ってしまった。

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その後も、抱き合うような・体を触れそうなシーンで触れず、最後に子供と手を繋ぐところだけ触れて、そこに妙な感動があった。これはダメだろう。

ただ、物語はおもしろく、音楽も良かった。衣装が現代的なのは普段は嫌いなのだが、これは合ってる感じがした。

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○ 2022-01-22T07:15:00Z

『クラシック音楽館』のファビオ・ルイージ指揮N響の『ブルックナー: 交響曲第4番「ロマンチック」』(収録: 2021年11月18日 東京芸術劇場, 放送: 2022年1月16日 NHK Eテレ)が熱かった。素晴しい!

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○ 2022-01-22T07:25:51Z

クルレンツィス指揮 カステルッチ演出 ザルツブルク音楽祭2021 『モーツァルト: 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」』(収録: 2021年8月4・7日 ザルツブルク祝祭大劇場, 放送: 2022年1月16日 NHK BS P)を録画して観た。

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全体的に白い抽象的な舞台。途中女性がいっぱい出てきて、幼い子もいて、裸ではないが裸を意味する肌色の姿になるのには驚いた。意図がはかりかねる感じ。そういう意図不明な演出が多かったように思う。こういうのは現場で観て、噂話などから意図をおしはかるのが楽しいとかあるんだろうか? よくわからない。

音楽は良かったと思う。

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○ 2022-02-04T08:13:08Z

ジンマン指揮チューリヒ・トーンハレ管弦楽団『マーラー: 交響曲 第3番』(Hybrid SACD 2枚組, 録音: 2006年, 発売: 2007年 RCA) を聴いた。SACD を聴く設備はないので、CD として聴いた。

キッカケは、『プレミアムシアター』(放送: 2022年1月30日(31日) NHK BS P)のパーヴォ・ヤルヴィ指揮チューリヒ・トーンハレ管弦楽団『マーラー: 交響曲 第3番』(録音: 2021年9月15日)を聴いて、低音が納得できなかったこと。

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ヤルヴィの録音は、私の再生環境だと、コントラバスの音が重低音まで出てる感じじゃなかった。そこで演奏の実力はこんなものじゃない…と気になって、そういえば、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団は SACD でマーラー全集を作ってたと思い出し、これを買ったのだった。

聴いたところ、第一楽章から低音がしっかり出ててこの時点で目的は達した。ただ、映像と違ってクローズアップがないからか、木管が弱く感じる。

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CD を変えて第二楽章。この盛り上がりが、ヤルヴィの録音は低音が不十分だからか滑っている感じだったのが、バッチリ決まっていてよい。木管もちゃんと聴こえるようになった。

それ以降、演奏はどちらもすばらしいと思う。ただ、私は昔のように聴きながらイメージがわくということがなくなってしまっているようで、CD を聴いてるときも楽器を演奏しているところはイメージできるのだが、その先に行けない感じだった。これはオーディオ機器の問題なのか、私の感性が急速に老いているのが問題なのか…たぶんその両方なのだろう。

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○ 2022-02-14T13:21:58Z

シャイー指揮 リーヴェルモル演出 ミラノ・スカラ座『ヴェルディ: 歌劇「マクベス」』(録音: 2021年12月7日 ミラノ・スカラ座(イタリア), 放送: 2022年2月13日 NHK BS P)の録画して見た。

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アンナ・ネトレプコのマクベス夫人が印象深かった。「バンクォーが王の親になる」という予言を受けて、マクベス夫人は不倫によって子をなすことを警戒されると考えるから、特にバンクォーを殺すことについては、罪の意識が大きかったのだろうな…と思う。第2幕でマクベスの動揺が大きいが、それ以上にマクベス夫人は動揺していて、だからこそ夫人に頼るマクベスは動揺していたのかもしれない。

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ただ、今回の演出については、第4幕のマクベス夫人が妄想に苦しみ手を洗うところはもっとホラーな演出が欲しいと思った。マクベス夫人がセットの上のほうにいて、マクベス夫人から見え怖そうというのはあるが、そうじゃなくて、マクベス夫人の妄想が怖いとして欲しかった。そういう精神病が怖いというのが、また、ポリコレでダメにされたのだろうか?

音楽的なことについては、歌としては、第4幕のはじめの若いテノール二人の歌が私は特に良いなと思った。

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