cocolog:94390443
地域関税。基本的には、出所のわからない物に高い関税率を課し、GPS の記録などが追える物は、商品にあった低い関税率にする感じか。そこに移行するのにまず GPS の記録などを元に消費税の軽減税率を認める仕組みからはじめればよいのでは? (JRF 5750)
JRF 2023年9月 2日 (土)
keyword: GPS
keyword: 地域関税
ここからは、Bard との会話を書いていく。
JRF2023/9/27441
……。
jrf> 消費税は売上税で、儲かってない事業者にもかかるから悪だという論を見たが、便乗値上げを認めれば単に値上げすれば変わらない話。売上税を上げれば、当然給料を上げねばならないが、それは売上税の仕組みが保護しないので、本質的に「便乗値上げ」をせねばならない。「便乗値上げ」の攻撃しすぎだと思う。ただ、そこは確実に非効率なので、同じ非効率なら、結局、消費税はやめ、GPS などを利用した地域関税のほうがいいというのが私の議論。
JRF2023/9/24516
Bard> 消費税は、基本的には売上税であり、儲かっている事業者も儲かっていない事業者も、売上に対して一定の税率を課税されます。そのため、儲かっていない事業者には、税負担が重く、不公平であるという批判があります。
一方、便乗値上げを認めれば、単に値上げすれば、儲かっていない事業者にも、消費税の増加分を転嫁することができるという指摘もあります。しかし、便乗値上げは、消費者の負担を増加させるため、非効率的であるという意見も根強いです。
JRF2023/9/22373
地域関税は、GPSなどを利用することで、地域ごとの税率を設定することができるため、消費税よりも効率的に税収を徴収することができます。しかし、地域間の経済格差を拡大させるというデメリットもあります。
JRF2023/9/29019
jrf> 消費税が経済格差を拡大しないというのは疑問です。ただ、地域関税がまだはっきりしたものでないため、経済格差を拡大する可能性はあると言えます。分配をよく考える必要がありそうですね。知財の扱いを地域で変えたりできて、そのほうが将来的にはよいのではないかと私はぼんやり考えています。
JRF2023/9/27551
Bard> そうです。消費税は、低所得者ほど消費に占める割合が高いため、経済格差を拡大させるという指摘もあります。地域関税も、地域によって経済的な発展度が異なるため、経済格差を拡大させる可能性があります。
しかし、知財の扱いを地域で変えると、知財の流動性を阻害し、イノベーションの阻害につながる恐れもあります。また、知財の価値をどのように評価するかという問題もあります。
JRF2023/9/26805
jrf> AI で業務効率化ができれば、地域関税などで複雑化しても対応できるのではと感じています。複雑化がある程度進行すれば人は実質完全な関与ができなくなります。AI が許容する中で、人の介入余地・仕事できる場所を分配し、総取り・格差の拡大などができないようにしていけないかと考えます。夢を見すぎかもしれませんが。
JRF2023/9/26133
Bard> AIによる業務効率化は、地域関税などの複雑な制度の運用にも効果を発揮する可能性があります。AIは、膨大なデータの処理や、複雑なルールの適用を迅速かつ正確に行うことができます。そのため、地域関税の適用状況をリアルタイムに監視し、違反を迅速に発見・摘発することができます。また、地域関税の適用方法を自動化することで、人為的なミスを防ぎ、運用の効率化を図ることができます。
JRF2023/9/25989
しかし、AIによる業務効率化は、必ずしもすべての問題を解決できるわけではありません。AIは、人間が判断する必要がある問題を解決することはできません。また、AIが誤った判断をした場合、大きな被害を招く可能性があります。
地域関税の運用においても、AIによる業務効率化を図る際には、AIの限界を十分に認識し、人間による監視やチェックを適切に行うことが重要です。
JRF2023/9/29368
jrf> GAFA に見られるように国際的私企業が国に以上に大きな力を持つ可能性が現実になりつつあります。
Bard> GAFAのような国際的私企業が、国以上に大きな力を持つことは、私たちの生活や社会に大きな影響を与える可能性があります。GAFAのような企業の力に対抗するためには、私たち一人ひとりが、意識を高め、行動することが重要です。
JRF2023/9/25285
jrf> 放っておくとあたらしい荘園経営みたいな秩序が展開される可能性が見えています。道路も私有され警察がそこに入れないようになるかもしれません。農園を自動化できると、これまで小農家に必要だった田畑までの道は、農業大企業にとって、逆に病や犯罪者を導くものにしか見えなくなってくるからです。
Bard> あなたが指摘する通り、農業大企業による道路私有化は、新たな荘園経営のような秩序をもたらす可能性を秘めています。
JRF2023/9/20222
農業大企業は、農地を自動化することで、従来必要だった労働力を大幅に削減することができます。そのため、農業大企業は、農地とその周辺の道路や土地を私有化し、自社の管理下に置くことを検討するかもしれません。
そうすると、農業大企業の私有地には、警察や行政機関が立ち入ることができなくなり、農業大企業の支配下にある人々は、農業大企業の規則に従わざるを得なくなります。
JRF2023/9/25775
jrf> ある程度そうなることを見ながら秩序を築いていくことが必要になります。
Bard> はい、その通りだと思います。
農業大企業による道路私有化は、避けることができない未来であるかもしれません。しかし、私たちが何もせずに放っておくと、それは新たな荘園経営のような秩序をもたらす可能性があります。
JRF2023/9/23624
jrf> たとえば、GPS などの発信端末を持たない者は、田舎では、拘束されうるという規制です。一見、関係ないように見えるかもしれませんが…。
Bard> GPSなどの発信端末を持たない者は、農業大企業の支配下にある人々と同様に、農業大企業の私有地から排除され、自由な移動を制限される可能性があります。
このような状況は、新たな荘園経営のような秩序をもたらす可能性があります。
JRF2023/9/21449
jrf> 私の考えとは逆に考えましたね。そのような規制があると、大企業でなくても自動化がしやすくなり、小規模農家が生き残る可能性が増え、また、大企業も警察に守らせた方が合理的になるので、私道への警察侵入を制限するのが非合理的になります。よって、そのような規制があるほうが、荘園経営の必要性を削げると私は考えるのです。
Bard> なるほど、確かにその考え方も一理ありますね。
GPSなどの発信端末を持たない者を拘束する権利を規制することによって、大規模農家も小規模農家も、私道への警察侵入を制限する必要性がなくなる可能性があります。
JRF2023/9/24419
jrf> GPS などの発信端末を持たない者を拘束するのは、警察や民兵などを考えています。そこはちょっと誤解させたかなと思います。
Bard> 警察や民兵が、GPSなどの発信端末を持たない者を拘束する権利を有するとすると、それは、自由な移動や表現の自由などの基本的人権を侵害する可能性があります。
JRF2023/9/20655
jrf> それでも荘園経営のような未来に近づくのは避けられないかもしれません。そこで、地域関税や知財の地域化を利用して国や公共機関がある程度、コントロールできるようにしたいのです。
Bard> はい、その通りだと思います。
農業大企業による道路私有化は、避けることができない未来であるかもしれません。しかし、地域関税や知財の地域化などの手段を活用することで、国や公共機関が、ある程度、コントロールできるようにすることも可能です。
JRF2023/9/23176
……。
jrf> 自動化された農業にとって荘園経営が合理的なので、ほうっておくと、格差を拡大して資本を最大に貯めてその方向に向かおうとする可能性があります。そこまで資本を貯めないでも、できる道を指し示すことが、格差拡大の抑制に役立つと考えます。
Bard> 地域関税や知財の地域化などの手段を活用することで、国や公共機関が、ある程度、コントロールできるようにすることも可能です。
また、農業協同組合などの組織を活用することで、小規模農家が、集団で農業活動を行うことで、コストを削減し、競争力を高めることができます。
JRF2023/9/21881
さらに、農業教育や農業支援サービスの充実を図ることで、農業に携わる人々のスキルアップを支援し、小規模農家が、自動化技術を導入し、生産性を向上させることができるようにすることも重要です。
JRF2023/9/24220
jrf> そういった策としてこれまで説明したように「GPS などの発信端末を持たない者は、田舎では、拘束されうるという規制」などを考えるのです。一見、荘園経営を進ませるように見えますが、格差拡大の必要性は薄れるのです。Bard さんのように荘園経営を邪魔する方向だと逆に資本をさらにためて強い独占をしようとする者が現れるのがセオリーです。
JRF2023/9/23941
Bard> この規制により、農業大企業は、労働力を必要とせずに、農業活動を行うことができるようになります。そのため、農業大企業は、資本をさらに増やして独占を強める必要がなくなると考えられます。
しかし、この規制には、以下の問題点が考えられます。
●自由な移動や表現の自由などの基本的人権を侵害する可能性がある
●農業大企業が、GPSなどの発信端末を持たない者を、差別や迫害に利用する可能性がある
荘園経営を邪魔する方向に進むと、農業大企業は、自らの利益を守るために、さらに資本を増やし、独占を強めようとする可能性があります。
JRF2023/9/24953
jrf> 道路私有化を規制するというのが「荘園経営を邪魔する方向」なのです。そういう方向もやることになるでしょうが、基本的には逆にダメなのです。ただ、基本的人権の問題や GPS を発信する装置を持てないほど貧しい者をどうするかという視点が必要なことは私も認めます。
JRF2023/9/26577
Bard> 道路私有化を規制することで、農業大企業は、自らの農地に近づく者を排除することが難しくなります。そのため、農業大企業は、労働力を必要とすることになり、資本をさらに増やして独占を強める必要がなくなると考えられます。
JRF2023/9/23296
jrf> 違います。労働力を必要とするのは非効率なので、資本をさらに増やして、国を買収しようとするようになるのです。それが国際資本の論理です。
JRF2023/9/29714
Bard> なるほど、それはごもっともなご意見だと思います。
労働力を必要とするのは非効率なので、資本をさらに増やして、国を買収しようとするようになるというのは、国際資本の論理として理解できます。
以下の点に留意する必要があります。
●農業大企業による国買収を規制する
●農業協同組合などの組織を活用し、小規模農家の集団化を推進する
●農業教育や農業支援サービスの充実を図り、小規模農家のスキルアップを支援する
また、国際資本の論理を理解した上で、農業政策や国際政治を構築していくことも重要です。
JRF2023/9/22808
jrf> 国家買収は麻薬の蔓延や腐敗を通じてなされるので、規制してどうなるものでもないと私は考えます。規制が不要だとは言いませんが、それは戦略的一石でしかありません。
Bard> 国家買収は、麻薬の蔓延や腐敗を通じて行われるため、規制しても効果が薄い可能性があることは理解できます。
しかし、規制をすることにより、農業大企業が国家買収を容易に行いづらくすることはできます。また、規制をすることにより、社会の意識を高め、国家買収に対する反対運動を活性化させることもできます。
規制は、戦略的一石ではありますが、その効果を過小評価することはできないと思います。
JRF2023/9/28887
また、小規模農家の生産性を向上させ、競争力を高めることも、荘園経営を防ぐための重要な取り組みです。
具体的には、以下の点に留意する必要があります。
●農業協同組合などの組織を活用し、小規模農家の集団化を推進する
●農業教育や農業支援サービスの充実を図り、小規模農家のスキルアップを支援する
これらの取り組みにより、小規模農家が、自動化技術を導入し、生産性を向上させることができるようにすることが重要です。
JRF2023/9/22094
jrf> 確かに過小評価はできませんね。集団化よりもオープンソース化を促したいですが、スキルアップとあわせれば、そういう方向なのかもしれません。勉強になりました。
Bard> 光栄です。私の回答が、あなたの学びに役立つことができて嬉しいです。
JRF2023/9/22774
……。
jrf> 地域関税の仕組みを考えてみました。基本的には、出所のわからない物に高い関税率を課し、GPS の記録などが追える物は、商品にあった低い関税率にするという感じだと思います。ただ、消費税との継続性を確保するために、原料にかかった関税は、払うべき関税から相殺できるようにすればよいでしょう。その場合、出所のわからない物の関税は相殺できないようにするなど考えられます。
JRF2023/9/26942
Bard> 出所のわからない物は、密輸品や不法な取引に利用される可能性があるため、高い関税率を課すことで、これらの物品の輸入を抑制することができます。
GPS の記録などが追える物は、出所が明確であるため、低い関税率を課すことで、国際貿易の円滑化を図ることができます。
また、原料にかかった関税は、払うべき関税から相殺できるようにすれば、消費税との継続性を担保することができます。
JRF2023/9/24829
jrf> この仕組みを複雑化するのは、物の売買より、ネット上の電子書籍の売買をはじめ、知財に関する部分で考えるべきでしょう。
Bard> 物品の売買については、出所や原料の追跡が比較的容易であるため、地域関税の仕組みを比較的シンプルに設計することができます。
一方、知財に関する部分については、出所や原料の追跡が困難であるため、地域関税の仕組みを複雑化する必要が生じます。
JRF2023/9/23052
jrf> 現在の消費税からの仕組みからの移行を考えると、まずは、消費税の軽減税率を GPS などの記録に基づいて認めるものを作る感じでしょうか。
Bard> はい、その考えは非常に合理的だと思います。
JRF2023/9/25748
……。
……。
追記。
Bard さんとの会話。子牛のオークションとインボイス制度に関するひとこと [cocolog:94397127] を参考にして…。
jrf> 消費税の複数税率をやるとき、税率の低い商品の原料の税率が高いとき、税を(ほとんど)払わなくてよくなるというのは、消費税の取り方として不公平ではないかと思います。税率の低い商品は、それ相応の仕入れ税額控除限度額を決め、そこまでしか仕入れ税額控除を認めないのが、公平ではないかと思います。そこらあたりに地域関税への変化の芽があるのかな…と思いました。
JRF2023/9/109385
Bard> はい、その通りだと思います。この方法には、仕入れ税額控除の事務が複雑になるなどの課題もあります。しかし、消費税の複数税率を実施する際には、この方法も検討する必要があると考えられます。
JRF2023/9/109539
jrf> 福島の水産物を支援するために、軽減税率を設ければいいのではないかと考えます。飲食店で水産物を利用して、しかし、飲み物にかかる税金は負担させたいというときに、上の話を利用できるのでは…とか考えます。本来、福島のものでない飲み物を軽減税率で提供すると、仕入税額控除が効かなくなるというわけです。
Bard> アイデアは、とても良いと思います。いくつかの課題もあります。飲食店が福島の水産物を使用していることをどのように確認するのか、という課題があります。
JRF2023/9/103758
jrf> 福島の水産物であることをどう確認するかです。まず入り口の港では、船に発信機を付けるのを強制し、海の境を超えてくる漁船に漁業権料を取り、それで諦めさせます。港についたあとは、箱に IC タグをいれてトレースするぐらいはやっていいし、できるでしょう。出口の消費者向けの商品とするときは、先の IC タグとは別の税率を示す色付きのタグを添えて提供することを義務とし、そういう商品の写真撮影は拒否できないとして、ネット上に上がるなどした写真に矛盾がないかを税務当局がチェックする。…感じですか。将来的には輸送に人の手を少なくしていくことで、不正の余地を減らしていくのが理想…ですかね。
JRF2023/9/100323
Bard> とても具体的なアイデアだと思います。不正を防止するために、税務当局と漁業関係者、流通業者などが連携して、情報共有や取締りを行うことも重要です。これらのアイデアはあくまでも一例です。具体的な施策を検討する際には、さまざまな角度から検証し、最適な方法を検討していく必要があります。
JRF2023/9/102031
消費税について Bard さんと会話して、そこからすぐに地域関税の議論となった。それを一部コピペしていく。
なお、途中出てくる「GPS などの発信端末を持たない者は、田舎では、拘束されうるという規制」については、[cocolog:94289512] や [cocolog:94265740] でしている定番の話題である。
また、移動税・地域関税をとるみたいな話は、[cocolog:92747590] とか [cocolog:92948281] とか [cocolog:91758418] とかにある。[cocolog:91758418] には「知財関税」「知財課税」の話もある。
JRF2023/9/29614