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ハイヌウェレ神話が謎だったが、子宮墓とともに産道から生まれて来ることを「見てはいけない」ことを表している、そこに産児制限があった…と考えればいいのではないかと思い致った。 (JRF 6062)
JRF 2023年10月28日 (土)
つまり、生まれてくるのに産道が使われるのではなく、直接、生まれてくるということだ。ここには産道から生まれることへの抑圧・タブーの存在が感じられる。つまり、それは「見てはいけない」ことを表していると考えればつじつまがあうのだ。なぜか? それは聖の根源でありプライバシーの根源である「堕胎」が見てはいけないものだったからではないか?…というが今日の直感だった。
JRF2023/10/281169
○ 2023-10-26T21:01:38Z
子宮墓とハイヌウェレ神話の違いは、種と種芋の違いであろう。植物体の死が残した物でも、それが精なのか実(体)なのかで信仰の形態が違ったのであろう。それが女性の神話であるのは先に挙げた理由から。栽培=農業の開始と定住による人口限界の意識が生み出した神話なのだろう。
JRF2023/10/280117
○ 2023-10-26T21:14:23Z
Bard さんに聞くと、子宮墓は農耕開始以前からあるようだ。ただ、Bard さんも栽培との関係までは否定できないとのことだった。
JRF2023/10/281567
○ 2023-10-26T19:20:51Z
ハイヌウェレ神話が謎だったが、エリアーデ『世界宗教史 7』を再読して、それとは関係なく直感し、理解を得た。子宮墓はミナレットに連なり、それは地球が大地がキメラであることを示すというのが私の論だが、そこでは死者を精子として受け取り、植物や動物などの新しい生が「生まれてくる」と見ることになる。しかし、それが子宮だとするとおかしな点が一点あって、子宮ならば産道から生まれて来なければならないということだ。ハイヌウェレ神話もこの点が似ている。
JRF2023/10/289730