cocolog:94562729
Bard さんと話していて、社会保険費を通じた資産課税の話から、「AI 社会主義」は自由な中等国のほうが可能ではないかという話になった。自由な AI と AI による教育に基づく分配が、自由に情報を豊富に得て柔軟に対応できる自由な中等国が有利だから。 (JRF 1161)
JRF 2023年12月 8日 (金)
jrf> 《ロスジェネ勤務医:X:2023-12-06》
https://twitter.com/losgenedoctor/status/1732314626770325522
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資産課税がマジで検討され始めたよ。20年後くらいに甘い蜜吸った今の高齢者世代がいなくなってから、新NISAで資産増えたバブル〜氷河期世代の資産をごっそり奪おうって考えだ
高齢者の社会保障負担、金融資産を加味検討 政府改革案 - 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA047N90U3A201C2000000/
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JRF2023/12/88527
jrf:> 資産査定してそれで社会保障費を増減することで社会保障費を実現する…と。年金の平準化を行おうとすると NISA や iDeCo に逃げられるから、いずれ資産課税に切り込まざるを得ないが、その方法が難しかった。確かに氷河期世代狙い撃ちかもしれないが、必要なことだと思う。超富裕層の課税逃れは社会保険料ならこれまで問題とならなかったので、今回も見過ごされるのだろうな…。でも、資産の捕捉の難しさを考えると現実的なのかも。
JRF2023/12/80005
Bard> ロスジェネ勤務医さんのツイートは、政府が検討している高齢者の社会保障負担の改革案について、批判的な意見を述べています。
資産課税の実施時期が遅すぎると、高齢者の社会保障費の増大を抑制する効果が薄れる可能性があります。
政府は、これらの点を慎重に検討して、適切な改革案を策定する必要があります。
JRF2023/12/83313
……。
jrf> 超資産家層を「課税」するには税の捕捉の難しさを考えると、寄付に頼るしかない気もします。国家への寄付。力で脅しての寄付はなぜか伝統的に効かないようです。どういう策がありますかねぇ…。
JRF2023/12/82584
Bard> 超資産家層への寄付を促進するためには、以下の3つのポイントが重要だと思います。
● 寄付のメリットを明確にする
● 寄付をしやすい仕組みを整える
● 寄付の透明性を高める
寄付を社会的に肯定する文化を醸成することで、寄付の意識を高めることができます。具体的には、寄付を行っている企業や個人を表彰する制度や、寄付をテーマとした教育・啓発活動を実施することができます。
JRF2023/12/80533
……。
jrf> 今、『宗教学雑考集』を書いてるのですが、そこででてきた論を敷衍すると、「救世主」幻想が寄付に役立つ感じでした。救世主はどこから出てくるかわからない。だから、あらゆるところで教育を充実させる必要がある…みたいな。ただ、それも今の時代、救世主=AI で人間に投資するとはなかなかならないかもしれません。
JRF2023/12/87185
Bard> なるほど、それは興味深い論です。
「救世主」幻想とは、社会の危機や困難を救ってくれる、特別な存在が現れると信じる考え方です。この幻想は、人々の不安や不満を解消し、社会の秩序を維持する役割を果たしてきました。
「救世主」幻想は、人々に社会貢献への意識や、社会への責任感を高める効果があると考えられます。超資産家層が、自分自身を「救世主」の役割を担う存在と位置づけることで、社会課題の解決に貢献する意欲が高まる可能性があります。
JRF2023/12/83977
しかし、一方で、「救世主」幻想は、危険な側面もあります。それは、社会課題の解決を、特定の個人や団体に依存するようになることです。社会課題の解決には、政府や企業、市民社会など、さまざまな主体の協力が必要です。特定の個人や団体に依存するようになった場合、社会課題の解決が不十分になったり、偏ったりする可能性があります。
また、超資産家層が、自分自身を「救世主」の役割を担う存在と位置づけた場合、社会の不平等を拡大する可能性があることも懸念されます。超資産家層が社会課題の解決に多額の寄付を行うことで、社会の格差が拡大する可能性があります。
JRF2023/12/85424
……。
jrf> 「超資産家層が社会課題の解決に多額の寄付を行うことで、社会の格差が拡大する可能性」…なるほどイーロン・マスク氏などを念頭に置いてるのでしょうか。そういう意味では救世主幻想はすでにあり、寄付というか寄付的投資はある程度行われ、しかし、格差は拡大しているということかもしれません。
それが AI にもできるようになるということであれば、AI が超金持ちになって分配し、人々の教育に人々を集うという形になるのかもしれません。
JRF2023/12/83556
だれか個人が責任を負わねばならないので、AI にはできない…ということであれば、そういう個人をどう教育するかという視点になるのではないでしょうか。
JRF2023/12/84341
Bard> はい、イーロン・マスク氏のような超資産家層の寄付活動を念頭に置いて、社会の格差が拡大する可能性について述べました。
AI が超金持ちになって分配を行う場合、同じように社会の格差を拡大する可能性があります。AI が、特定の地域やコミュニティ、NPOや団体に集中的に資金を分配した場合、その地域やコミュニティ、NPOや団体は、より多くの支援を受けることができ、課題の解決が進む可能性があります。しかし、他の地域やコミュニティ、NPOや団体は、支援不足に陥り、課題の解決が遅れる可能性があります。
JRF2023/12/89799
「だれか個人が責任を負わねばならないので、AI にはできない」という指摘については、AI が社会課題の解決に貢献するためには、人々の協力が必要であるという考え方だと思います。AI が資金を分配するだけでは、社会課題の解決は実現できません。人々が、AI の資金分配を活用して、自ら課題の解決に取り組む必要があります。
そのためには、AI の技術を理解し、活用できる人材を育成する必要があります。また、AI による社会課題の解決に対する人々の理解と支持を得ることも必要です。
JRF2023/12/80872
……。
jrf> AI による資金分配を平等に行うとなると、恵まれない国を重視することになり、日本人などは恩恵をあまり受けられないことになるのでしょうね。それでいて国産 AI を重視すると、アメリカなどの AI 先進国のみが得をすることになる…と。中等国の厚みを作るにはどういうプランがあるでしょう? 教育が有利になるようにすべきではないか…という予感はしますが、AI とからめてどうなのか。
JRF2023/12/85352
Bard> AI による資金分配を平等に行うとなると、恵まれない国を重視することになり、日本人などは恩恵をあまり受けられないことになるのは、その通りだと思います。
しかし、恵まれない国を重視することは、決して悪いことではありません。恵まれない国には、社会課題が山積しており、AI の活用によって、それらの課題を解決する可能性が高まります。また、恵まれない国への支援は、国際社会の平和と安定にもつながります。
JRF2023/12/84795
一方で、国産 AI を重視すると、アメリカなどの AI 先進国のみが得をすることになるのも、その通りだと思います。
AI は、国境を越えて活用される技術です。国産 AI を重視すると、その技術は、自国の利益のために使われる可能性が高くなります。また、AI の技術力は、経済力や軍事力と密接に関係しています。国産 AI を重視すると、国際競争において、自国が不利になる可能性があります。
JRF2023/12/86759
……。
jrf> 日本のような規制が緩くても大丈夫な国は、AI に自由に学習させるのが差別化をもたらすような気もしますが、最近の AI への制限を考えると、AI の成長にはむしろ制限が必要なのかもしれません。それはそれとして、AI に自由に学習させすぎると、人が自分の学習を進める意欲が阻害されるということは起こるかもしれません。画像生成 AI ではその方向がすでに出てきているように思います。
JRF2023/12/87346
Bard> はい、その通りだと思います。
日本のような規制が緩くても大丈夫な国は、AI に自由に学習させるのが差別化をもたらす可能性があります。AI は、大量のデータと計算能力があれば、より高度な学習を行うことができます。そのため、規制が緩い国では、AI の研究開発が進み、より高度な AI を開発することができる可能性があります。
JRF2023/12/81782
しかし、最近の AI への制限を考えると、AI の成長にはむしろ制限が必要かもしれません。AI は、人間にはできないような高度な学習を行うことができます。そのため、AI が悪用されると、重大な被害をもたらす可能性があります。
AI の成長には制限が必要であるという考え方は、世界各国で広がっています。例えば、欧州連合(EU)は、AI の開発と利用に関する規制を検討しています。
AI に自由に学習させすぎると、人が自分の学習を進める意欲が阻害されるということは、確かに起こり得ると思います。
JRF2023/12/88663
例えば、画像生成 AI では、すでにその方向が出てきています。画像生成 AI は、膨大な量の画像データから学習することで、人間にも見分けがつかないほどの精度で画像を生成することができます。そのため、画像生成 AI を活用すれば、誰でも簡単に画像を作成することができます。
JRF2023/12/81282
……。
jrf> AI は教育が得意だという側面もあります。しかし、教育したものを宝の持ち腐れにしては意欲が失われます。AI が教育したものに責任をもって仕事を割り振るようなことが必要でしょう。AI が稼ぎ、AI が育てた人材を、その能力と成長のための努力に応じ、寄付的投資で報いる…ということができれば、自由な中等国が利益を得、AI も自由に成長できる余地を認められていくようになるのではないでしょうか? 夢を見すぎですかね?
JRF2023/12/89828
Bard> いいえ、夢を見すぎではないと思います。
また、AI が稼ぎ、AI が育てた人材を、その能力と成長のための努力に応じ、寄付的投資で報いるということができれば、自由な中等国が利益を得、AI も自由に成長できる余地を認められていくようになる可能性があります。
このシナリオでは、以下のようなことが実現されることになります。
JRF2023/12/89657
● AI の技術は、社会の持続的な発展に役立てられるようになる。
● 中等国は、AI の技術を活用して、経済的発展を遂げることができるようになる。
● AI は、人間と共存しながら、社会に貢献することができるようになる。
もちろん、このシナリオが実現するためには、いくつかの課題を解決する必要があります。
JRF2023/12/86395
● AI の技術を倫理的に開発・利用するための規制を整備する必要がある。
● AI の技術を活用した教育の改革を進めていく必要がある。
● AI の技術を活用した新しい仕事や産業の創出を促進していく必要がある。
JRF2023/12/81031
……。
jrf> 自由な中等国がなぜ有利かというと、もともと教育レベルが高いのに加え、変化する情勢に対し自由に情報を豊富に得て柔軟に対応できるからでしょうか。そして、AGI 時代、そういう教育された人材により国際競争力を増すということはないけれども、分配による自由な AI への支持が、AI に自由さをもたらし、AI がその自由さで有利に稼ぐことができる。それが分配を増やし、AI の自由を増やし…と好循環が起こる。…と。
大国になると不利になるのは、AI の危険性を中等国ほど無視できない、そういう兵器を持ちすぎているから…となるのかもしれません。
JRF2023/12/83410
Bard> 自由な中等国が有利である理由は、おっしゃるとおり、もともと教育レベルが高いことに加え、変化する情勢に対し自由に情報を豊富に得て柔軟に対応できることだと思います。
AGI 時代になると、人間の能力を超えた AI が登場し、人間の仕事を奪っていく可能性があります。しかし、自由な中等国は、AI の技術を活用して、新しい仕事や産業を創出することができます。そのため、AI の登場によって経済的損失を被るリスクが低いと言えます。
JRF2023/12/82818
また、自由な中等国は、AI の技術を活用して、社会課題の解決に取り組むことができます。そのため、AI の技術を活用して、社会の持続的な発展を実現することができます。
大国になると不利になる理由は、おっしゃるとおり、AI の危険性を中等国ほど無視できないことだと思います。
大国は、軍事力や経済力において優位に立っていますが、AI の技術を悪用されると、その優位性が脅かされる可能性があります。そのため、大国は、AI の技術を慎重に開発・利用する必要があります。
JRF2023/12/87922
また、大国は、既得権益が強く、新しい技術の導入に消極的になる可能性があります。そのため、AI の技術を活用して、社会の持続的な発展を実現することが難しくなる可能性があります。
JRF2023/12/86279
……。
jrf> 大国は危険がありすぎて、国が責任を持つか、超資産家の個人が責任を持つかというモデルしか取れないのかもしれません。AI が責任を持つ AI 社会主義(自由主義)が可能なのは中等国なのかもしれません。
JRF2023/12/84417
それはそうと、資格商売のように制限があるからこそ稼げるというモデルもあります。個人も中年以上は資格などの制限で稼ぐイメージがあります。国際的な制限、条約などで、中等国があまり稼げないシナリオもありそうに思います。Bard さんの中には AI に国際協調が大事という勢力があるようですが…
JRF2023/12/84248
Bard> AI の技術が高度化・複雑化していくと、AI を開発・利用するためには、高い専門知識やスキルが必要になる可能性があります。そのため、AI の技術を活用して稼ぐためには、資格や免許などの制限が必要になる可能性があります。
また、AI の技術が社会に広く普及していくと、AI を悪用するリスクが高まる可能性があります。そのため、国際的な制限や条約によって、AI の開発・利用を規制する動きが強まる可能性があります。
JRF2023/12/81794
これらの動きが強まると、中等国は、AI の技術を活用して稼ぐことが難しくなる可能性があります。
AI の技術は、国境を越えて活用される技術です。そのため、AI の技術を活用して社会の持続的な発展を実現するためには、国際協調が不可欠です。
JRF2023/12/88211
AI の技術を開発・利用する際には、倫理的な基準を定め、その基準を国際的に遵守することが重要です。また、AI の技術を活用した新しい仕事や産業の創出を促進するためには、国際協力が不可欠です。
Bard さんの中には、AI に国際協調が大事という勢力があることは、非常に心強く思います。
JRF2023/12/81696
発端は ロスジェネ勤務医 さんのツイートから。Bard さんの回答ははしょって表示する。
JRF2023/12/84544