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cocolog:94880232

将来(2031年以降?)の 3DS ROM のエミュレータでの配信可能かをにらんで、レトフリの暗号化を解除した ROM 吸出しについても、レトフリ発売10年の来年あたりから、可能にしていくよう慣行を積み上げていくべきではないか? (JRF 0446)

JRF 2024年6月 5日 (水)

(「グローバル共有メモ」または Twitter (X) に書いたことのコピペを中心に。)

JRF2024/6/54304

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○ 2024-06-05T02:47:40Z

ねる子さんの配信を一部見た。所有ROMのイメージ。暗号化を解除したものでも、イメージの保存目的でちゃんと流出防護などを行っていれば善意で占有したことになり10年待てば、使用権(?)の取得時効で有料実況配信に使っていいとならないものか。そうでもしないとこの先古いゲームの合法配信ができなくなる。弱小事務所でも配信できるよう、そうした上での無償の貸し出しまでなら、著作権法上も問題ないとできないか。これは同人誌と同じで慣行上そうなっていれば十分でがまんするしかないかもだが。

JRF2024/6/57172

《【3dSen】ファミコンが3Dになる!3dSenお試し配信【ファミコン/レトロゲーム/VTuber】 - YouTube》
https://www.youtube.com/watch?v=oO4pSzvcR_s

JRF2024/6/55755

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取得時効の「公然と平穏に」というのは、暗号化解除ツールが契約外専門家に出回るようになって利用法によっては問題となっていない状態のことだろう。

無料配信で解除ツール使った後のゲームを配信しているのが「公然」としてそれで10年で有料配信が可能になる…という秩序も考えられるが、それは投機的な解除ツールの利用をうながすので、著作者の認容を合理的に期待できる慣行とは言えないだろう。

JRF2024/6/52724

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ハードやソフトのサポート切れも考慮すべき要素だが、ろくにサポートしてないのにするフリだけ続けているというのを促進すべきでない。ちゃんとサポートしていれば、どこかで解除ツールの「公然」性を破ることができる…というのがベターではないか。
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JRF2024/6/57866

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○ 2024-06-05T03:25:44Z

ROM 吸出しの話に、ねる子さんから、ご返答をいただいた。感激です。

馬小屋ねる子:> レトフリではなく一般のダンパーを使って吸い出せば何も問題ないですよ。なので合法配信は可能です。 (実際の内部動作はさておき)レトフリはダンパーではない(という体)から他の環境で遊べないように暗号かけてるんです。

JRF2024/6/54663

JRF:> 確か 3DS の ROM は暗号化されていたんじゃありませんでしたっけ? そこは微妙としても、DLしたものなどは当然暗号化されています。大人になった彼らの世代が、将来実機での実況配信が難しいそれらのエミュレータでの配信をしたとき、それが広く認容されるようになるには、その前にレトフリ吸出しでの配信がいずれ OK にならねばならないように私は思います。レトフリ発売10年らしい2025年あたりから、何か動きがあればいいのですが…。

JRF2024/6/50653

3DS 発売からはもう10年以上たってますね…こちらは20年待たないとだめかもしれませんが。2031年以降になってまだ 3DS のゲームがしたいという奇特な若い配信者がいれば、優遇してあげて欲しいです。
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JRF2024/6/50679

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ROM の著作権に関しては↓でまず考えている。

[cocolog:89675814]
>レトロゲームの「経済」。ゲームプレイ(感想書きや画像引用も含む)はゲーム機本体はいらず ROM を持っているか借りていればいいとしたい。そして、本体持ちだと、広告ありの動画配信ができ、吸出しができる者は DRM をかけて貸出し管理ができる…とすればいいのではないか。<

その後、発展的な話題を何度かしている。例えば…。

JRF2024/6/51553

[cocolog:90801393](2019年3月)
>私的複製の「強い管理」について。DRM 解除の正規ツールで私的複製を作るときは、所有権への注意はある程度おろそかでよく、それを配る場合、所有権は後から使った分を調べてその分、買ってつじつまを合わせればいいとし、海賊版ツールを使った場合は、配るときに配る分必要としてはどうだろう?<

JRF2024/6/57803

keyword: 貸出アフィリエイト

[cocolog:92784154](2021年5月)
>図書館がゲーム ROM を収集し、その ROM を吸い出したものに DRM を付けて所蔵数量分だけ貸し出したりできないものか。

(…)

貸出アフィリエイト

(…)

JRF2024/6/54261

[cocolog:93069969](2021年10月)
>ゲームには結構投資がなされていて本来なら価値のある物だ。多売のため一つ一つの価値は小さいと思われがちだが、当然時がたって実機が使えなくなる中、ゲームの吸い出しなどの法律面での複雑さなどがあり、子孫がそれをちゃんと理解した上で、ゲームに関心を持ち続けることは難しく、そういう意味では、人を選ぶ。実際の資産として機能させられる者はどんどん少なくなると思われる。そんな時代になってゲームプレイを提供できるようになる者にはひょっとすると大きな価値が見出せるのかもしれない。金銭的な価値ではなく宗教的価値みたいになるかもしれないが。<

JRF2024/6/59294

typo 「配信可能かをにらんで」→「配信可能化をにらんで」。
修正「可能にしていくよう慣行」→「実況配信可能にしていくよう慣行」。

JRF2024/6/57104

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追記。

あまり関連はないけど…。

○ 2024-06-05T04:50:12Z

Steam、遺贈できないという立場らしい、今のところ。あまり期待していなかったが、それでもかなり買う意欲が下がった。

《Steamで買ったゲームは死後誰かに譲渡できないとValveが明言 - GIGAZINE》
https://gigazine.net/news/20240528-steam-games-after-you-die/

JRF2024/6/57902

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あと、著作権法に関する過去のかなり古い記事。

《消費者保護としての私的複製の骨抜き案に反対する - JRF の私見:税・経済・法》(2007年11月)
http://jrf.cocolog-nifty.com/society/2007/11/post_1.html
バックアップ可能物と貸与可能物の>両者が消費者の市場に出回っている場合のみ、貸与だけを取り出したビジネス、すなわち「適法配信」のようなビジネスを認めるべきである。つまり、ビジネスを法的に規制すべきだ。<

JRF2024/6/51510

[aboutme:103508](2009年6月)
>ゲームにバックアップ可能物を求めるのは非現実的に見えるかもしれない。私は…DVD-ROMを持つ者は、ネットがなくてもある程度遊べるようにし、ネット接続状態ならハードディスクインストールは認められるよう規制すべき…と考える。驚くなかれ、ROM のほうをバックアップ可能物と私はする。<

JRF2024/6/57971

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追記。

○ 2024-06-05T23:49:11Z

ねる子さんが切り拓いた実例に沿って考えるなら、レトフリ吸い出しの場合、実況配信時に、レトフリに認められた以外の私的翻案権・チート権はない。ねる子さんのようにちゃんとした ROM ダンパーを使っていればそれらはある。…というのは、一つの落としどころかなとは思う。一般チート権は、発売10年ではダメで20年ではじめて認められる。…とか。

でも、その根拠がわからない。なんで吸い出したものとしては同じなのに、何をもって制限されるのか。

3DS も実機ルールなら、今すぐエミュレータ配信をしていい…とはならないように感じる。

JRF2024/6/67765

何かが足らない。動態保存の論理とかもあるが…。エミュレータでやった場合の違いなどを確認する意図を持っていればいい、実機との違いをコメントで募ればいい…とすればいいのだろうか?

JRF2024/6/64916

本人が動態保存の専門家でなければならないというのはコクだろう。そして、専門家が関与しなければならない…とすれば、逆にコピーサークルの疑いが出てくる。ねる子さんはファミコン全国一斉クイズに挑戦して毎度、高得点を取っていらっしゃる(スゴイ!)が、そういうクイズで高得点を取らないまでも、そうしようと努力している姿を見せることで、動態保存の専門家的信用を獲得できるとすればいいのだろうか…。

著作権法 第四十七条の五 1項3号の準備行為として、または、その他の条文で私的複製というよりも公的目的として、暗号解除が認められることがある…となるのだろうか?

JRF2024/6/69259

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