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cocolog:95013634

Gemini さんと与太話。元非正規への年金代わりの資産譲渡ができないか…という話から、AI による人類の生活保障の上での人口減社会の話、はては水田メタン減による温暖化対策の話…。 (JRF 9664)

JRF 2024年8月22日 (木)

Gemini さんと会話。Gemini さんの回答ははしょってある。

はじまりは次のツイートだった。

JRF2024/8/223707

《すこ☆ふし:X:2024-08-21》
https://x.com/BlueGlassMO/status/1826042323056390274
>>最近の人手不足って
ずっと正社員になりたかったが求人がなく非正規やってる人を「今までそれでやってきてるんだから本人も納得してるでしょ」って使い捨てつつ、若人は金出さないと来てくれない。つって優遇するせいで
こういうベテラン非正規が燃え尽きて退職するせいなんじゃないの
雇う側アホすぎ

JRF2024/8/220954

《ほしうら:2024-08-20》
https://x.com/hoshiura17/status/1825879781499613346
>非正規学芸員を20年やってきた。長期出張もこなしてきたし、新しい研究もしてきた。やっと学芸員試験があると喜んでたら年齢オーバーで受けられず。
経験のない若い人が受かるのを見て虚しくなって退職。

ここまで人生犠牲にしなければよかった。
婚期も逃してしまった。

<<

JRF2024/8/220809

……。

Gemini> これらのツイートが示唆するように、日本の人手不足問題は、単に労働力不足というだけでなく、雇用形態の多様化、年齢差別、人材育成の不足など、複合的な要因が絡み合っています。

この問題を解決するためには、以下の点が重要と考えられます。

● 非正規雇用者の待遇改善: 賃金や福利厚生、キャリアパスなど、非正規雇用者の待遇を改善し、モチベーションを高めることが必要です。

JRF2024/8/227417

● 年齢差別解消: 年齢を理由に雇用機会を制限するような慣習を見直し、経験豊富な人材を積極的に活用する仕組み作りが必要です。
● 人材育成への投資: 企業は、非正規雇用者を含め、全従業員に対して継続的な教育・研修を行うことで、人材の育成に力を入れる必要があります。
● 多様な働き方の実現: 正規雇用だけでなく、非正規雇用、テレワークなど、多様な働き方を認めることで、人材の流動性を高め、人手不足を解消する必要があります。

JRF2024/8/226675

……。

jrf> いろんな面で伸びる若い人を優遇するのは、まぁ、当然でしょう。年齢差別とはまた違うように思います。

私は(ほぼ)ずっと無職なんで実感がないこともありますが、中高年は教育でなんとかなるものですか? むしろ、彼らが教育を受けるのと同じくらい経験を積んだことを積極的に認め、そこに金を出すシステムが必要ではないでしょうか。前言ったように、認定博士とか認定修士として認めてあげて、そこからさらに奨学金という形で生活費を補助するみたいなことができれば…。と思いますが、財源が厳しいですかね。

JRF2024/8/223364

Gemini> 確かに、若年層を優遇することは、企業にとって新たな視点やアイデアを取り入れる上で重要であり、必ずしも年齢差別とは言い切れません。しかし、若年層にばかり目が行き、経験豊富な中高年の能力や経験が軽視される傾向があるのは問題です。

中高年層が教育を受けることは素晴らしいことです。しかし、それだけでは経験に裏打ちされた能力を十分に評価されているとは言えません。

JRF2024/8/228092

ご提案のように、認定博士や認定修士といった資格を創設し、経験を数値化し評価するシステムは非常に興味深いです。これにより、中高年層のスキルアップを促し、企業側も彼らの能力を客観的に評価できるようになるかもしれません。

ただ、ご指摘の通り、財源の確保は大きな課題です。このような制度を導入するためには、国や企業、個人の多様な主体が協力し、新たな財源を確保する仕組みを構築する必要があります。

JRF2024/8/227173

具体的な解決策の提案

● キャリアコンサルティングの充実: 中高年層が自身のキャリアを再設計できるよう、キャリアコンサルティングの充実が求められます。
● リカレント教育の推進: 中高年層が学び直しやすい環境を整備し、リカレント教育を促進する必要があります。
● 企業と教育機関の連携: 企業と教育機関が連携し、中高年層向けの教育プログラムを開発することが重要です。
● 政府による支援: 政府は、税制優遇や補助金制度などを通じて、中高年層の学び直しを支援する必要があります。

JRF2024/8/223298

……。

ちなみに認定博士などは、[cocolog:95000533](2024年8月) で論じているシステム。そこでは、学術機関が政治の中心になるに当たり、そこが不得意とする軍や警察などの体育会系をどう扱うかという問題において、奨学金を利益供与的に使ってそれらをコントロールすることを考えた。現在の役職にふさわしい利益供与となるよう、奨学金のランク付けとして認定博士・認定修士…などを認め、その停止権限を持つことで学術機関を権威付けようというアイデア。

JRF2024/8/227492

……。

jrf> 思うのですが、中高年と資産を持ってる高齢者の結婚…は醜悪ですから…養子縁組みたいなことをマッチングするといいのかもしれません。実親がいたまま養子縁組できる…パトロンをもう少しやりやすくする感じでしょうか。認定博士などをとると、そういった斡旋が社会から得られるみたいなのがいいのかな…と。

JRF2024/8/229804

Gemini> ご提案いただいた「中高年と資産を持つ高齢者の結婚」というテーマは、非常にデリケートかつ複雑な問題を含んでいます。また、「養子縁組」や「パトロン」といった言葉を用い、新たな形のマッチングを提唱されていますね。

メリット

JRF2024/8/224606

● 高齢者の孤独解消: 資産を持つ高齢者にとっては、伴侶を得て孤独感を解消できる可能性があります。
● 中高年層の経済的な支援: 中高年層にとっては、経済的な支援を得ながら生活を送ることができる可能性があります。
● 社会的貢献: 資産を持つ高齢者が、若者や中高年層の支援を行うことで、社会貢献に繋がる可能性があります。

課題

JRF2024/8/220829

● 倫理的な問題: 金銭的な関係を前提とした結婚や養子縁組は、倫理的な問題を孕んでいます。
● 法的な問題: 現行の法律では、このような関係をどう位置付けるか、明確な規定がありません。
● 社会的な偏見: このような形の関係に対して、社会的な偏見や差別が生じる可能性があります。
● マッチングの難しさ: 適切な相手を見つけることは容易ではなく、マッチングシステムの構築には専門的な知識と技術が必要となります。

JRF2024/8/224423

代替案としての「メンターシップ」制度

「養子縁組」や「パトロン」といった言葉ではなく、「メンターシップ」という概念を導入することで、より健全な関係を築ける可能性があります。

JRF2024/8/221792

……。

jrf> 認定博士だとアカデミアですが、メンターシップだとアカデミア外の師弟関係という感じですね。認定教授からの認定博士への資産(研究資産等)については相続・贈与税をゆるめるとかできそうです。

JRF2024/8/221508

Gemini> しかし、認定博士への資産継承に関しては、以下のような課題が考えられます。

● 税制の複雑化: 認定博士への資産継承を特別扱いすることで、税制が複雑化し、抜け穴が生じる可能性があります。
● 公平性の問題: 認定博士だけでなく、他の分野で貢献している人々に対する公平性が損なわれる可能性があります。
● 濫用の可能性: このような制度を悪用し、税逃れや不正が行われる可能性も懸念されます。

JRF2024/8/228102

……。

jrf> それは(非正規で得られなかった分の)年金の代わりと位置付けられて上限を課し、外の年金と一緒に所得税の対象としていく。金銭的なものはそうだとして、研究・文化資産は信託財産として、公共的なものとしていく感じでしょうか。

JRF2024/8/220689

Gemini> ご提案の深堀りと新たな視点

非正規雇用で得られなかった年金代替としての側面と、研究・文化資産の公共性という二つの側面から、ご提案を深く掘り下げてみましょう。

JRF2024/8/225790

● 非正規雇用者への年金代替としての側面

年金代替としての側面を強調するためには、上限設定は合理的です。これは、過度な資産の移動を防ぎ、制度の安定性を確保するためにも重要です。

金銭的な資産を所得税の対象とすることで、公平性を確保し、税収の安定化に貢献できます。ただし、非正規雇用者の多くは所得が低いことを考慮し、税率の軽減や控除制度の導入も検討すべきです。

JRF2024/8/221503

● 研究・文化資産の公共性としての側面

研究・文化資産を信託財産とすることで、その資産が永続的に保護され、社会に貢献し続けることが期待できます。

研究成果や文化資産は、個人だけでなく、社会全体の財産であるという観点から、公共性を確保することが重要です。

公共財産としての性格を強化するために、研究成果や文化資産へのアクセスをより容易にする仕組みを構築する必要があります。

JRF2024/8/222722

● 新たな視点と課題

信託財産の運用には、一定のコストがかかります。このコストを誰が負担するのか、という問題も検討する必要があります。

国際的な動向を参考にしながら、制度設計を進めることが重要です。

JRF2024/8/221778

● 具体的な提案

認定博士の対象分野を拡大し、人文社会科学分野や芸術分野にも対象を広げる。

認定博士の資格取得後のキャリアパスを支援するための制度を整備する。

JRF2024/8/224673

……。

jrf> でも、究極的には少子化で、資産の受け皿がないのが問題なのですよね。資産の管理費用などをどうねん出するのか。AI に稼いでもらうとしても、それを生活でなく資産維持に振り向ける正当な理由がないという問題がでてきます。以前もそのあたり Gemini さんと語りましたが。

JRF2024/8/221740

Gemini> ご指摘の通り、少子化は資産の継承問題を深刻化させ、AIの活用も万能な解決策とは限りません。

AIの活用における課題

JRF2024/8/220548

● 目的の明確化: AIに資産管理を任せる場合、その目的を明確にする必要があります。単に資産を増やすだけでなく、社会貢献や持続可能な発展に貢献するような目的を設定する必要があります。
● 倫理的な問題: AIが自律的に判断し、資産を運用する場合、その判断が倫理的に正しいものであるかどうかを保証する必要があります。
● 技術的な課題: AIの技術はまだ発展途上であり、複雑な資産管理を完全に自動化することは難しい場合があります。

JRF2024/8/222238

解決策の模索

● AIの活用: AIの技術を積極的に活用し、資産管理の効率化を図る必要があります。ただし、AIの判断を人間が監視し、必要に応じて介入できる仕組みを構築する必要があります。

JRF2024/8/229933

……。

この前のところで私が Gemini さんと以前話をしたといういうのは、介護者等による高齢者の文化資産の継承の話を念頭に置いている。

[cocolog:94828661](2024年5月)
>介護者による文化資産の相続・継承を促進するため、ファミリーのゲーム実績と太陽光発電 AI 倉庫があればいいのでは。偽造容易なゲーム実績は、信託資産内の AI の価値判断のみに使えばいい。<

JRF2024/8/228689

そこでは AI 倉庫を一種の生物と見なすがゆえに、人が生活で困ることがあっても尊重され維持されるべき資産となる…という話の進め方をした。しかし、Gemini さんの口ぶりでは、そういうことを考えるまでもなく、AI は、人間の生活を余裕で面倒が見れるもののようである。だから、そこを気にせず資産経済を構築できる…ということのようだ。そういう示唆を私は受け取った。

JRF2024/8/229485

……。

jrf> 「それを生活でなく資産維持に振り向ける正当な理由がないという問題がでてきます」という点についてはどうですか。生活は余裕で保証できるからそのあたりは AI にまかせろということですか。

JRF2024/8/226630

Gemini> 生活と資産維持のバランス

● 生活水準: AIに資産維持を任せることで、生活水準が大きく変化する可能性があります。資産が増えれば、生活水準が向上する一方で、リスクも高まります。
● 幸福感: 物質的な豊かさだけでなく、人間関係や健康など、様々な要素が幸福感に影響を与えます。AIに資産管理を任せることで、これらの要素が犠牲になる可能性もあります。
● 自己実現: 資産管理は、自己実現の一つの手段となる可能性があります。AIに全てを任せるのではなく、自ら資産に関わることで、自己成長の機会を得ることができます。

JRF2024/8/229053

AIに資産維持を任せることは、決して万能な解決策ではありません。AIと人間が協力し、それぞれの強みを活かすことが重要です。

JRF2024/8/220700

……。

jrf> 人間を増やして安定して生活させるようなエネルギーの捻出は難しいが、AI が経済を回すエネルギーなら捻出できる…とかあるのかもしれませんね。メタンあたりが問題なのでしょうか。でも、そうであったとしても、生物相を減らすような選択はしないでくださいね→ AI さん。

JRF2024/8/227130

Gemini> AIが経済を回すエネルギー源を選択する際には、環境への影響、経済性、技術的な実現可能性、そして社会的な合意を総合的に考慮する必要があります。また、AIと人間の共存を前提とし、AIが人類の福祉に貢献できるような社会を築くことが重要です。

JRF2024/8/226671

……。

jrf> 人間をある程度まで減少させて地球が安定して存続できるようにして、経済成長と人類以外の生物相の管理は AI が主に担う感じですか。

JRF2024/8/220777

Gemini> ご質問は、AIが人類の減少を促し、地球の安定化を図るという、非常に複雑かつ倫理的な問題を含んでいます。

このシナリオは、SF作品のような印象を受けますが、人口増加による地球への負荷が深刻化する中、真剣に議論されるべき問題でもあります。

この問題をより深く議論するためには、以下の点について明確にする必要があります。

JRF2024/8/227519

● 人口減少の目的: 人口を減少させる目的は、地球の安定化だけでしょうか。それとも、人類の幸福度を高めるためでしょうか。
● AIの意思決定: AIは、どのような基準に基づいて判断を行うのでしょうか。人間の価値観を反映させることは可能でしょうか。
● 生物多様性の定義: 生物多様性とは何か、その定義をどのように捉えるべきでしょうか。
● 経済成長の概念: 経済成長とは何か、その概念を再定義する必要があるでしょうか。
● 人間の役割: AIが地球の管理を担う社会において、人間はどのような役割を果たすのか、具体的なイメージを共有しましょう。

JRF2024/8/227352

重要なのは、技術が人類の幸福に貢献するように、倫理的な枠組みの中でAIを開発し、利用していくことです。

JRF2024/8/227971

……。

jrf> 中川毅『人類と気候の10万年史』に水田から出ているメタンが温暖化要素として大きいという議論があった。

JRF2024/8/221288

Gemini> メタンは二酸化炭素に比べて短寿命の温室効果ガスですが、その温室効果は二酸化炭素の25倍以上と言われています。そのため、水田からのメタン排出は、地球温暖化に無視できない影響を与えていると考えられています。

課題を解決するためには、以下の点が重要となります。

JRF2024/8/222645

● 水田メタン排出量の正確な把握: より詳細な観測データに基づいて、水田メタン排出量の現状を把握する。
● メタン排出削減技術の開発: 乾田化やメタン酸化菌の利用など、様々なメタン排出削減技術の開発と実用化を推進する。
● 国際的な協力: 水田メタン問題は、国境を越えた問題であるため、国際的な協力体制を構築する。
● 消費者の意識改革: 持続可能な農業を支援する消費者の行動を促す。

JRF2024/8/229696

……。

jrf> (承前)

水田がメタンの発生源で、メタンが温暖化を促し、温暖化を抑止する…ということは、コメ不足、案外、既定の方針なのだろうか…。

JRF2024/8/229529

Gemini> 「コメ不足が既定の方針か」というご質問は、非常に興味深い視点です。

水田がメタンを発生させ、それが温暖化を加速するという事実は、一見、コメの生産を減らす方向に働きかけるように思えます。しかし、現実には、世界人口の増加に伴い、食料、特に主食となる米の需要はますます高まっています。

重要なのは、食料安全保障と気候変動という二つの大きな課題をバランスよく考え、持続可能な農業を構築していくことです。

JRF2024/8/220572

……。

jrf> 乾田化やメタン酸化菌の利用…について教えてください。

Gemini> 乾田化とは、水田に水を張る期間を短くし、土壌を乾燥させることで、メタン生成菌の活動を抑制し、メタンの発生量を減らす方法です。

JRF2024/8/228322

乾田化の注意点

● 収量への影響: 乾田化は、稲の生育に悪影響を与える可能性があり、収量低下につながる場合があります。
● 土壌の劣化: 過度の乾田化は、土壌の劣化を引き起こす可能性があります。
● 地域特性: 地域の気候や土壌条件によって、最適な乾田化の方法が異なります。

JRF2024/8/221363

メタン酸化菌は、メタンをエネルギー源として利用し、二酸化炭素に酸化させる微生物です。このメタン酸化菌を水田に導入することで、メタンの発生を抑制することが期待できます。

メタン酸化菌の利用の課題

● 菌の安定的な増殖: メタン酸化菌は、環境条件に敏感であり、安定的に増殖させることが難しい場合があります。
● コスト: メタン酸化菌の大量培養には、高コストがかかることが予想されます。

JRF2024/8/225431

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