cocolog:95405565
マンガを読んだ。能田達規『がらくた屋まん太 - 全5巻』。紀伊カンナ『海辺のエトランゼ』。毛利甚八&魚戸おさむ『家栽の人 - 全15巻』。末田&人見『コンビニいちばん!! - 全13巻』。諸星大二郎『妖怪ハンター - 全3巻+α』。 (JRF 5356)
JRF 2025年4月24日 (木)
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○ 2025-03-10T18:05:15Z
能田達規『がらくた屋まん太 - 全5巻』を読んだ。私の好きな『おまかせ! ピース電器店』の前身ということで興味を持った。さすがにおまPのほうが整理されてる感じ。シズカちゃんよりアイちゃんのほうがカワイイし (^^;。
『がらくた屋まん太 - 全5巻』(能田 達規 著, Benjanet, アスキー, 連載: 1992年8月号-1995年9月号)
https://www.amazon.co.jp/dp/B074CFRZ62
JRF2025/4/241647
しかし、最終回は、すごいね。この作者の骨のあるところを見た。2011年3月11日を予言するかのような本。もちろんそういうことが実際あったというわけではないが。この作品を今日3月11日に読んだのは偶然だったのだが…。
JRF2025/4/249072
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○ 2025-03-29T13:34:48Z
マンガ・紀伊カンナ『海辺のエトランゼ』を読んだ。昔はレディースコミックを結構読んでた時期もあった。耽美系も読んだ。しかし、BLコミックとして描かれたものを買って読むのははじめて。駿は受け容れられたことにずっと戸惑っている。未央は父と母の代償としての愛というのを3年かけて振り切ってきた。ということなんだろうね。でも、結局私の人生では BL に限らず恋愛物はわからないな。少女マンガより繊細で純朴な愛を描いているのはわかるけど。
JRF2025/4/246837
『海辺のエトランゼ』(紀伊 カンナ 著, 祥伝社 onBLUE comics, 2014年7月)
https://www.amazon.co.jp/dp/B010N96BXM
JRF2025/4/240888
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○ 2025-04-07T16:01:13Z
マンガ・毛利甚八&魚戸おさむ『家栽の人 - 全15巻』を読んだ。平成に入ってすぐバブルの余韻が残る時代の、少年犯罪や離婚を扱う家庭裁判所の裁判官のハートフル・ストーリー。正直なところファンタジーだ。仕事ができてでも栄転は拒否するみたいなのは、栄転できないサラリーマン向け異世界ストーリーみたいなものではあるのだろう。いつもうまくいってるわけではないという描写はしかしリアリティをもたらす味付けに過ぎない。でも、こういう人に近づきたいと思う大人がいたなら、それだけで救いがあるように思う。
JRF2025/4/247851
『家栽の人 - 全15巻』(毛利 甚八 作, 魚戸 おさむ 画, 小学館 ビッグコミックオリジナル, 連載: 1988年-1996年)
https://ebookjapan.yahoo.co.jp/books/113616/
JRF2025/4/247408
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○ 2025-04-13T10:51:30Z
末田&人見『コンビニいちばん!! - 全13巻』を読んだ。90年代後半から2000年ぐらいまでのコンビニ運営社員の立場から経営の秘訣みたいなのを教えてくれる物語。おもしろい。
『コンビニいちばん!! 完全版 - 全13巻』(人見 恵史 画, 末田 雄一郎 作, グループ・ゼロ, 2019年4月)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07QJSJM1F
JRF2025/4/244796
漫画アクション連載。1998年8月から2001年2月に元となる単行本が出ている。読んだのはその後出た電子版。Amazon ではちょくちょく安売りしている。
印象に残った話としては、体臭のある不潔感のある客の話。私も一人暮らししていたころはそういう感じだったんだろうな…と。今も体臭キツイほうだが、そのころはもっとキツかったんだろうな…と。店側は迷惑していただろう。物語はそれをアルバイトとしてあえて雇ったのだが、私の場合は雇われはしなかったが、体調不良のときなどに親切にしてもらった記憶がある。
JRF2025/4/249615
実家に帰ってきた後、一人暮らしの癖が抜けておらず、深夜にコンビニをよく…というかちょくちょく使った。でも、それはこの地方でコンビニを経営している「がんばっている経営者」にしては自由人すぎる印象を与え、やる気を削ったのではないかな…と思う。そういうコンビニがのきなみつぶれた(閉店した)から。
私は自由に生き過ぎたかな…と最近反省している。いろいろうまくいってない。だからって、どうこうできるわけではないのだけど。
JRF2025/4/248128
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○ 2025-04-22T17:43:44Z
マンガ・諸星大二郎『妖怪ハンター - 全3巻+α』を読んだ。伝奇マンガの嚆矢。
『妖怪ハンター - 全3巻』(諸星 大二郎 著, 集英社, 2005年11月-2005年12月)
https://www.amazon.co.jp/dp/B074C3P4SY
元は1974年『週刊少年ジャンプ』に掲載がはじまり、雑誌を変えて1995年あたりまで描かれたものをまとめたもの。ただ以降も「妖怪ハンター 稗田礼二郎」のシリーズは描かれ、現在も続いていることになっている。
JRF2025/4/247073
『稗田のモノ語り 魔障ヶ岳 妖怪ハンター』(諸星 大二郎 著, 講談社, 2005年11月)
https://www.amazon.co.jp/dp/B00O2Z4JY2
こちらは、『メフィスト』誌で2003年から2005年に掲載されていたもの。コミックスとしては他に、最新の『妖怪ハンター 稗田の生徒たち 1 夢見村にて』というのも出ているが、そちらは今回は読まなかった。
JRF2025/4/246183
以前、諸星さんの作品は、2022年11月に『暗黒神話』と『孔子暗黒伝』を読み、2023年1月に『マッドメン』を読み、2023年6月に『諸星大二郎自選短編集』の『彼方より』と『汝、神になれ 鬼になれ』を読んでいる。…と「グローバル共有メモ」の記録にある。『妖怪ハンター』には『自選短編集』にあった作品もいくつか収録(再録?)されていて読み覚えがあった。
JRF2025/4/242011
若い頃も諸星さんの作品は気になっていたはずだが、私が好まないホラーという(間違った)認識があって手に取ってこなかったが、最近になってやっと手を出したことになる。『妖怪ハンター』は、Twitter (X) で安売りしているから読んでくれ…みたいなのを見て買った(小島アジコさんがツイートしてた)。
JRF2025/4/241839
今読んだキッカケは、直近のひとこと([cocolog:95400819](2025年4月))で、後藤明『世界神話学入門』と松村一男『神話学入門』を読み、神話に興味を持ってこのマンガも関連を見出せるかもしれないと思って読んだのだった。ちなみに、そのひとことで言及しているように私は3月11日に『宗教学雑考集』という本を(自費?)出版していて、そこに関しても何か関連を見出せないかと思ったのだった。
JRF2025/4/248433
直近のひとことでも自著を引用した部分に関しては、このマンガのイザナギ・イザナミ神話と世界樹神話が、私の関心領域と重なっていた。それらは直近のひとことを参照していただきたい。が、その関心の持ち方は微妙にズレているので、「参考になった」的な言い方はできないかな。
JRF2025/4/247958
意外なところでは、私は『宗教学雑考集』の出版記念品として『The JRF Tarot for 易双六』というものを作り、一部、一般向けに今 Amazon で販売しているのだが、そこの「(0)愚者」のカードの絵がまさに、『稗田のモノ語り 魔障ヶ岳』の苧環[おだまき]そのもので、そこにはシンクロニシティみたいなものを少し感じた。マネしたとすれば、年代的に私が(知らずに)マネしたということになるが。
JRF2025/4/242382
本の感想としては…感想というべきかはわからないが…。レヴィ=ストロースなど一時期学者などにより、神話・説話などから歴史的経緯・合目的的説明を見出すことが行われた。私もその方向で説明などをする。それはそれでもちろん意味があるのだが、逆にそれで失われがちになったそこにあった怪異的魅力・集団無意識への影響ということをむしろこのマンガは拾い、後世に伝えてくれたとなるのかもしれない。…と思った。
JRF2025/4/247342
(「グローバル共有メモ」と Twitter (X) で書いたことのコピペ。)
Andoroid タブレットを買って(参: [cocolog:95281539](2025年2月))、それでマンガを読む習慣を復活させたカッコウになっている。以前からセールなどで、買いだめしていたマンガや、タブレットを買ったあとエイヤッと買ったマンガを読んでいる。
JRF2025/4/243765