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『The JRF Tarot for 易双六』を Amazon で発売した。FBA の仕組みを利用して、納品したあとの作業(発送等)はすべて Amaon にやってもらうスタイル。タロットカードの生産と販売の備忘録。 (JRF 9592)
JRF 2025年4月12日 (土)
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カードの生産。
カードの印刷は、プレス・トークさんにお願いした。少ない部数でも安く作ってもらえるようなので、ここをまず選んだ。
《名古屋の印刷会社 プレス・トークダイレクト》
https://www.presstalk-direct.jp/
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実は、カードのデータが古い Inkscape で作っていたため、新しい今のバージョンの Inkscape ではうまく取り扱えない。幸い、300dpi と 2400dpi の PNG のデータは作ってあったので、それで作れないものか相談した。すると、プレス・トークさんの Web ページには書いてないが、PNG でも対応していただけることになって、そこから話がすぐに進んだ。
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カード箱も作ってもらうことにした。既存のサイズのキャラメル箱。それに合わせてカードのほうを少し短くした。元はカードは 91mm×55mm で作っていたのだけどカード箱が 88mm×63mm 用だったので、カードの余白を切り詰め、88mm×55mm にした。カード箱の絵も、箱上以外は全部黒という指定で、箱上だけ PNG で入稿というのを特別に認めてもらった。
特別な PNG 入稿だったが、今回はサービスで、追加負担はいらなかった。30セット作ってもらった。
カードと箱ができあがって、私に届いたのが、3月中旬。
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ちなみに、カード裏のデザインを若干変更して、白いフチ取りをしているのは、PP加工という表面加工が黒だと剥れやすく、剥れやすいフチだけ薄い色、例えば白に変更したほうがよいと言われたため。
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カード以外の付属品の生産。
易双六と略式易双六の説明書を 30部ずつ、ラクスルで作ってもらった。送料込みなのに、コンビニコピーより安いのは驚き。大アルカナ数表も作って欲しかったのだが、一枚のペラ紙への印刷はラクスルではどうも扱っておらず(チラシ枠のため発注単位がデカイ)、これはコンビニに PDF 持っていって「コピー」してきた。
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BOOTH で売ってる「易双六トークン 缶バッジ」を 30個、pixivFACTORY で作ってもらった。このとき、注文のミスを最初してしまった。2年ぐらい前に「ジルパ 活動開始記念 缶バッジ」7個をカートの中に入れたままにしておいたのを忘れていて、値段が似ていたため、それを注文してしまったのだ orz。すぐに気付いて pixivFACTORY にキャンセルの連絡をしたのだが、とりあってもらえなかった。
そうやって、付属品も揃ったのが3月末。
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親戚に寄贈。
親戚に『宗教学雑考集』『道を語り解く』『The JRF Tarot for 易双六』を送り付けた(献本した)。正直、リスクがあった。私の精神病のことも書いてるし宗教がらみだから、縁を切られる恐れもある。母は乗り気じゃなかった。が、わがままを押し通した。正体不明の私の自己紹介の意味もかねて。
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Amazon FBA の選択。
親戚に送った後、残りをどこで売るか迷った。30セットのうち、親類縁者に合わせて 10 配り、10 は今後の贈答用に置いておくとして、残り 10 は一般に売りたいと考えていた。
親戚に寄贈(献本)したとき、親戚が「売りたい」と言ってくれるのを若干期待していたのだが、そういうことはなく、しかたなく自分で売ることに。
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まっさきに考えたのは、私の電子商品を多く取り扱っている BOOTH で売ること。しかし、BOOTH の倉庫サービスは、商品が合計 30 個以上ないといけない。これがネックだった。バッジを別に売るとしても、20 個までが限界だったのだ。そして、バッジだけで売れるとはとてもじゃないが思えない。
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ヤフオクは、住所がバレるのがいやだった。minne や Creema も Gemini さんとかにどうかと言われたのだが、住所バレしそうだし、さらにそれらは雰囲気がどうも女性向けという感じがして、私の肌には合わない…とも感じてやめた。
結局、Amazon FBA を選択した。個数制限なく、個人でも売れるらしいから。大口でないと新しい商品登録ができないという古い情報があるが、最近はそんなこともないようだし。
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Amazon FBA (Amazon Seller Central)への登録。
FBA には大口と小口があって、大口は毎月 4900円かかるが、小口はそれがない代わりに一個売るごとに 100円取られる。もちろん小口を選択する。
小口であれば、「継続して反復して取引するか」と聴かれて、それに「いいえ」と答えると、住所を公開せずに取引できるようだ。私は Amazon に納品すればそれまでなので、当然「いいえ」と答える。
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本人確認は、Web カメラを通じて行った。はじめて Web カメラが役に立った。Twitter で前にオンラインセミナーみたいのに誘われて買ったんだけど、その話もお流れになって、結局まったく使ってなかった。が、買ってて良かった。運転免許(使ってないのでゴールド)で、それを Web カメラに見せながら、本人確認。
住所確認の手紙も来て、会員登録終了。ログインできるようになる。
Amazon 出品大学でいろいろ学ぶ。が、さわりながら、ヘルプを参照するだけでも十分わかりやすく、難しくはない。ただ、ヘルプよりは Gemini さんに聴くほうがわかりやすい。
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商品登録。
ここで少し手間取った。
情報をいろいろ埋めていくのだが、「製品コード免除」を申請して、通っているはずなのに、製品コードがまだ入力が求められる。それと関連してかわからないが、途中での保存がうまくいかない。
ここでヘルプセンターに連絡。連絡直後になぜか、保存が効くようになった。製品コード免除もうまく機能した感じ。
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ただし、どうもそれは AI がからむために必要だったのではないかという感じがする。この後、情報を見ると、AI がいろいろ勝手に書き換えていた。でも、これは、「書き換えてくれていた」と感謝するほうが正しく、それを参考に、いろいろ修正したり補ったりすることで商品登録を完了した。
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納品。
納品画面では FBA 納品はできず、Amazon への納品を上の選択肢から選ぶ必要がある。
商品コード貼り付けサービス使ったほうが、商品コードシール用紙を買わないでいいから、そうしようと思っていたら、製品コード免除申請したやつは、そのサービスは使えないとのことだった。しかたなくシール用紙を買って印刷。
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輸送業者(パートナーキャリア)の選択で、クロネコかゆうパックか選べて、クロネコが断然安い。ただしクロネコは専用シール用紙をもらって、それを使わないといけない。↓を参考に…。
《FBAパートナーキャリアで、ヤマト運輸から発送したいのですが送り状ラベルはどうすればよいですか? | その他 | 法人のお客様 | ヤマト運輸》
https://faq-biz.kuronekoyamato.co.jp/app/answers/detail/a_id/5489
JRF2025/4/121328
まず、固定電話用フリーダイヤルに連絡…しかし、電話が多過ぎて再度おかけなおしくださいとのこと。
次に、最寄りの営業所に連絡…「FBAって何すかそれ?」みたいな対応で、話にならず。
最後に、↑のメールアドレスに住所などを書いて送信…しかし、返事が来ない orz。
しかたなく高い ゆうパック で送った。
着払いになるのは意外だが、そういうものらしい。さらに郵便局に持ち込みだったのに、なぜか、集荷料金も取られてるくさいのがよくわからないが、少額なので気にしないことにする。
JRF2025/4/129673
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ちなみに、ゆうパックで送ったあと、↓からクロネコの地方ごとのコールセンターあての電話番号に電話をかけたところつながり、ラベルを注文できた。
https://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/contact/pdf/contact_kotei.pdf
ラベル、2枚でいいと言ったのだが、袋でゴソッと持ってきていただいてしまった。その単位でしかもらえないのかもしれない。
JRF2025/4/121176
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荷物の到着から売られはじめるまで。
Amazon には1日で届いたが、そこからすぐに売られはじめるという感じではなく、Gemini さんによると普通3日から1週間はかかるとのこと。私の場合、4月7日に発送して4月8日には Amazon に着いてると表示があって、4月12日に発売開始になった。その間に、「納品の追跡」が更新されてなかったりして、ヘルプセンターにどれぐらい日数がかかるのか…とか尋ねるケースを建ててしまった orz。ご迷惑かけて申し訳ないです。
JRF2025/4/123410
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価格設定。
まずは 3500円に価格設定。
消費税込みの価格を付ける。…これもわからなくて Gemini さんに尋ねて知った。それで合ってた。
正直、赤字 orz。カード本体の原価よりは高いけれども、送料や Amazon 手数料などを合わせると赤字。でも、売れずに死蔵するよりははるかにマシだから…。類似品との比較で私が許せる価格を妥協して付けた。まぁ、赤字分は勉強代、(易双六の)宣伝代だと思ってます。
JRF2025/4/120319
最大出荷可能数は 15。とりあえず 10 は売りたいが、15 まで売ってもいいという感じ。まずは 10 だけ Amazon に納品した。(まぁ、これまでの実績からそんなことはありえないのだが、) 万一、この 10 がすぐに売れたら、残りの 5 は値上げして 5000円の価格設定にするかもしれない。長く商品を人目にさらしたいから。ちなみにそうすれば、一セット当たり黒字にはできる。
JRF2025/4/120228
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広告計画。
今後、広告をどうするか考えている。基本的に Amazon は商品を出品するだけではダメで、広告しなければ売れないとの噂がある。値段を下げるよりは広告を試してみたい。
JRF2025/4/128466
《個人製作のゲーム用タロット The JRF Tarot for 易双六 - Amazon.co.jp》
https://www.amazon.co.jp/dp/B0F3P44MNB
拙著『宗教学雑考集』発売の記念品として作った『The JRF Tarot for 易双六』を、皆様にもお裾分けというテイの販売。
このページでは、これまでの作業を解説する。
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