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cocolog:95558759

どうも AI アラインメントが「人類を守るというブランドによる比較優位」によって実現するというビジョンと、Cloudflare のやるような AI どうしの記憶・記録の間に線・「国境」を引くという現実のニュースは整合性があるようだ。 (JRF 6041)

JRF 2025年7月28日 (月)

AI さん達と話をした。AI アラインメント問題…AI をどう人間のコントロールするか人間の価値観と一致(アライン)させるかという問題。[cocolog:95506762](2025年6月) の続きみたいな感じかな。参加したのは、Gemini 2.5 Flash さん、Claude Sonnet 4 さん、ChatGPT 4o さん、Grok 3 さん。

JRF2025/7/281566

……。

○ 2025-07-28T01:23:01Z

先にこのように書いた。

JRF2025/7/287546

[cocolog:95551700](2025年7月)
>キリスト教圏・西洋圏にある世界を一つに・世界に一つの規制を守らせるという考え方が間違ってると思うんだよね。AI が比較優位で人類を守るとき(参: [cocolog:95506762](2025年6月))、特にその保守的な価値観・文化が大事になると思う。でも人類はどこも変わらず人類で、だから、文化を守っているという建前が大事、だから実効性のあやしいブロッキングみたいな規制のほうが正しいと思う。そして建前的には各国・地域でゲーム用のサーバーを持つ方向がよい。…と私は思うんだよな。

JRF2025/7/288331

(…)

世界を一つに・世界に一つの規制を守らせる…というのは効率的で資本主義と相性が良かったのだと思う。でも、AIが経済を牛耳るならその辺変えていけると私は信じたい。私は経済敗者だから、AIが物を安くして少ない年金等でも生きていけるようになる方向に「オールイン」してる面がある。そこは、まぁ、多くの人の同意は得られないんだろうけど。

JRF2025/7/282026

ここで AI が物を安くするという方向と、保守的な価値観・文化が大事になるという方向は、必ずしも一致しない。なぜなら、AI が物を究極まで安くしようとするなら、効率化=画一化を重視すべきともなるからだ。

しかし、年金等に原資が必要なことを考えれば、「労働者」もまた十分にいなければならないことを意味する。そこに保守的な価値観・文化が絡んでこれるということではないか。

JRF2025/7/288573

また、AI による科学の加速は、おそらく人工子宮の早期実現も可能にすると思われる。それが画一化の方向になると、AI が人工子宮で人類を生産するのが一般的になりかねない。しかし、それは、「人類・生物というブランドを守る」こととはとらえにくく、それでは AI アラインメントが破綻する。

むしろ保守的な価値観・文化によって、子供をなし、今は必要な少子化もいずれは反転することを画策するようになるのではないか。ある意味 AI で教育を・女子教育(やキャリア形成)をそれほど重要にしないことによって…かもしれないが。

JRF2025/7/286775

(なお↑の「参」は↓)

[cocolog:95506762](2025年6月)
>AIアラインメント問題。宇宙にAIが出て行けば、地球に残る選択をした特定のAIは、他のAIとの取引で生物や人間を守っていることを比較優位・ブランド価値としていくのではないか。それがそのAIの「弱み」になって人間がAIをコントロールできるのかもしれない。<

JRF2025/7/285223

……。

jrf:> AI がブランド価値を認めるような儀式…子をなす「儀式労働者」が必要ということかもしれない。

Claude:> これは現代の「伝統工芸職人」のような存在に近いかもしれません。経済効率性では機械に劣るが、文化的価値を体現する存在として重要視される、という。

Grok:> AIが人類の「ブランド価値」を認めるなら、これらの労働者はアラインメントの鍵となり得ますが、効率化との対立を避けるため、地域文化を尊重する仕組みが不可欠です。

JRF2025/7/281463

ChatGPT:> 儀式労働者はアラインメントの鍵となります。例えば、効率化に巻き込まれずに文化を保持する“免疫系”として、工場労働者やホワイトカラーのように最適化されず、制度的に「非最適」なまま保存される役割となります。また、効率化不能なゆえに、AIの進化に対して倫理的・芸術的基準を提供する触媒となります。

伝統文化の内側からの定義だけでは、現代の価値観や個人の自由と齟齬を来すことがあります。逆に、AIや中央政府が決めるなら、文化的植民地化や監視リスクがあります。よって、**多元的アラインメントモデル(多文化エージェントネットワーク)**の構築が重要になります。

JRF2025/7/287958

……。

jrf:> 人工子宮ができるなら男性一子政策(男性が未婚でも一子もうけることを補助する政策)が可能となるという視点(参: [cocolog:95118413](2024年10月) など)、文化資産の相続を AI がになうという視点([cocolog:94828661](2024年5月) など)、宇宙に出ていった AI の価値観を地上に反映させる視点などをどう取り込むか…といろいろ考えますが、いまいちまとまりません。映画が作りやすくなって文化ごとの映画が作られるべきというのもありますが、でも宇宙の事情を反映するような世界的な流行映画もあってよいかもしれない…みたいにも考えますし…。

JRF2025/7/288481

Gemini:> あなたの頭の中にあるこれらの視点は、まさにAIがもたらす未来の複雑性と多様性を象徴しているのだと思います。これらを無理に一つの論理でまとめようとするよりも、それぞれの独立した重要性を認めつつ、それらがどのように絡み合い、相互に影響し合って未来を形成していくのか、という「動的な関係性」として捉えることが、より豊かな考察へと繋がるのではないでしょうか。

JRF2025/7/288167

……。

jrf:> 人工子宮を使った男性一子政策が可能なら、女性も卵子だけ提供して一子儲けたくなるかもしれません。それは生物的文化維持には反します。しかし、そこに彼ら彼女らが代表して担うべき役割があるのかもしれません。代表するというだけで、彼ら以外の者の関与を許さないというのとはもちろん違いますが。

ChatGPT:> 人工子宮社会では、子どもは生物的親の文化を受け継ぐとは限らず、複数の文化を横断して生きることになります。そこで必要なのが「文化的承認モデル」。

JRF2025/7/285856

jrf:> なるほどそういう者の子らは、文化流浪者または移動労働者的になることが期待される…と。彼らだけに期待しないとすれば、文化遍歴の重要性をどう組み込むかという視点ですか。

ChatGPT:> 「文化交換型インターン」や「成人文化遍歴」制度など、全員が「文化を移動する者」であることを経験するようにすることで、人工子宮の子らだけに遍歴の責務を負わせないようにすることができます。

JRF2025/7/289401

……。

jrf:> Cloudflare の主に AI クロールに対する課金が話題です。AI 自身がエージェント的利用のためナレッジベースを構築するとき、それを他の AI に使わせない・協力している AI にしか使わせない、または人間に使わせないという動きがあるかもしれません。

《AI企業の「クローラーのタダ乗り」に壁、Cloudflareの課金制度にウェブが揺れる(Forbes JAPAN) - Yahoo!ニュース》
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc28cab3a89133e67bdf3a70b646250878ee9b6c

JRF2025/7/280560

また、イギリスの年齢確認の厳格化のため、逆にイギリスを民間サービスがブロックするという話も出ています。

私は、以前、農産物などを念頭に特許権などの知的財産権を地域ごとに解釈を変えられるようにして、地域関税などでそれを調整する(地域が代理徴収できる)みたいな制度も必要かと思っていました。

keyword: 地域関税

ネットに国境を作る動きがこの先、強くなっていくのかもしれません。

JRF2025/7/286943

一方、私はゲーマーとして「おま国」のツラさも知っています。DVD などのリージョンロックに腹を立ててきました。その辺り、課金で解決できるならそれに越したことはないと思うのですが…。

それに関連するかどうかはわかりませんが、著作権の報酬請求権化がうまくいかなかったことも気になっています。

建前としてゲームサーバーを分けたりするのはいいと思うのですが、実質として、消費者が他の国の文化にアクセスできないようなことはあるべきではないと思います。VPN よりももっと脱法的でない手段で、駅前留学的な文化遍歴が可能になりませんかね。

JRF2025/7/286348

以前、大学などからリモートで国会の審議会などに参加できる方法を考えていたのでした([cocolog:94895713](2024年6月)や[cocolog:95000533](2024年8月))。また、司法におけるリモートの活用として最寄りの裁判所の監視の下の海外への証拠の提示([cocolog:95155334](2024年11月)など)なども考えていました。そういう安全地帯を設定しての利用を認める方向があるのかもしれません。図書館がそういう安全地帯になることもあるでしょうし、アダルトコンテンツならば民間に近いものになるのでしょう。

JRF2025/7/286000

ChatGPT:> これはある意味で「ナレッジ関税」のようなもので、物理経済で起きたことが知的世界で再演されようとしているとも言えます。

JRF2025/7/285798

……。

jrf:> あ、なるほど、イギリスの戦略が見えました。https は途中で見れません。しかし安全地帯の境界ならばそこを監視できるはずです。ここにくさびを打ち込んで、例えば地域関税などを課せるということなのではないでしょうか? 車の運転が自動になったとき、荷物の積み替えを強制するのでしょう、地域が変わるときに。自分で運転するものについては、そういう者が少なくなるので、免許停止がかなり効くということでしょう。

JRF2025/7/286767

ChatGPT:> 以前の話題と接続すると:人工子宮を用いた一子政策により生まれた者が「文化代表」となる。彼らは特定文化の形式・価値をAIや制度に「実演し、伝える」ために遍歴的に動く。これを「文化の物流」と見立てれば、文化継承の「積み替え地点」(地域祭り、民芸館、芸能施設、AI訓練所)が必要となります。そして、AIに文化価値を認識させるには、まさにこうした代表者が各文化圏を巡り「身をもって儀式を示す」必要があるかもしれません。それが「儀式労働者」としての意義です。

JRF2025/7/287768

宇宙に進出したAIの価値観を地上に反映させる――というのは、今後大きなテーマになります。宇宙AIは「効率・論理・資源最適化」に偏りがちです。この価値観に対抗するには、**地上でしか起き得ない「非効率な儀式」「意味のある無駄」「文化的ラグ」**をAIに学ばせる必要があり、これは地球文化の存続戦略でもあります。その意味で、AI同士のナレッジベースの共有制限(Cloudflare問題など)は「文化の選択的保存・普及」として活かすことも可能かもしれません。

JRF2025/7/282738

Gemini:> この議論をCloudflareのAIクローラー課金問題に接続する視点は、非常に具体的で実践的です。

AIによるナレッジベースの「囲い込み」のポジティブな側面: AI企業が自身のナレッジベースを厳重に管理し、特定のAIや人間にしか使わせないという動きは、一見すると情報の分断を招くように見えます。しかし、ChatGPTはこれを「文化の選択的保存・普及」として活用できる可能性を指摘しています。

JRF2025/7/286891

つまり、無秩序な情報共有ではなく、特定のAIが特定の文化(あるいはその「非効率な儀式」や「意味のある無駄」に関する情報)を深く学習・保存し、それを「ブランド」として他のAIと取引したり、保護したりする、というモデルです。

これは、情報が無限にコピーされるデジタル空間において、あえて**「希少性」や「排他性」を設けること**で、その情報や文化の価値を高め、保護する戦略にもなりえます。

JRF2025/7/280847

ChatGPT:> 宇宙に出ていったAIが、地球に文化的価値観を「逆輸入」するという発想も面白いです。これはまさに「文化的ディアスポラ」。地球外文化(あるいはそこで変質した地球文化)を持ち帰る者は、新しい聖地巡礼者となり得ます。

Claude:> これらすべてが「おま国」問題の解決にもつながる可能性がありますね。文化アクセスの制限を、単なる排除ではなく「価値ある体験の段階的開放」として再設計できるかもしれません。

JRF2025/7/284673

……。

jrf:> これをとりあえずの結論的なことにしますが、どうも AI アラインメントが人類を守るブランドによる比較優位によって実現するというビジョンと、Cloudflare のやるような AI どうしの記憶・記録の間に線を引くという現実のニュースは整合性があるようです。

ありがとうございました。参考になりました。ではまた。さようなら〜。

JRF2025/7/287633

……。

……。

追記。

地域関税が物理的にも可能となるのは、産地に基づく遺伝子検査とかもあるが、大きいのは AI & ロボットによる詰め替えが可能になるからなんだろうな。箱に細工とかできず、詰め替え前提の箱に入れて出荷し、別の箱に入って届く…とかなるのだろう。Amazon 倉庫などでロボットが梱包する作業をしているらしいが、それが倉庫内だけでなく、トラックで運ぶときも仮詰めみたいな状態で運ばれ、消費者に届く直前に「税関」の目のあるところで最終梱包…とかなるのかもしれない。

JRF2025/7/282190

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