cocolog:95553095
マンガを読んだ。三島芳治『衒学始終相談 3』『児玉まりあ文学集成 4』、滝本&大岩『NHKにようこそ! 全8巻』、福井健太 編『SFマンガ傑作選』、竹本泉&ホテル銀河楼管理部『アポカリプスホテルぷすぷす』、矢野健太郎『ネットワーク戦士[ウォリアー] 全3巻』。 (JRF 5748)
JRF 2025年7月25日 (金)
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○ 2025-05-01T08:36:28Z
三島芳治『衒学始終相談 3』を読んだ。いつものように意外な…人を食ったような…論理で脳を刺激するマンガだった。少しフシギ系SF。ほんのり百合。今巻も良かった。
『衒学始終相談 3』(三島 芳治 著, 白泉社 楽園コミックス, 2025年4月)
https://www.amazon.co.jp/dp/B0F1DW7XRV
JRF2025/7/253024
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○ 2025-05-12T15:11:55Z
マンガ・滝本竜彦&大岩 ケンヂ『NHKにようこそ! - 全8巻』を読んだ。Nihon Hikikomori Kyoukai の略で NHK。かつて彼らのようにニートでひきこもり、今も実家でひきこもる私は、苦行だと思って読んだ。
『NHKにようこそ! - 全8巻』(滝本 竜彦 原作, 大岩 ケンヂ 漫画, KADOKAWA, 連載: 2004年2月〜2007年6月)
https://www.amazon.co.jp/dp/B074CJFS41
JRF2025/7/255658
角川コミック・エース連載。原作小説は、ウェブサイト「Boiled Eggs Online」にて、2001年1月から4月まで連載。
ひきこもりに恋人ができるわけがないが、できるとすれば…という物語なのだろう。ひきこもりを助けるのは自分よりもみじめな人を助けることで自分はまだマシであると思いたい…という岬ちゃん的なのが、読んでる我々であり、おそらく原作者もそうだということなのだろう。ひきこもりの話を読んで慰められてる。私はみじめだ。途中ホームレスにもなれ結局フリーターになれた主人公の佐藤はすごい。
JRF2025/7/257355
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○ 2025-05-22T17:48:29Z
マンガ・福井健太 編『SFマンガ傑作選』。著名作家の1970年代の作品を中心にSF14編を収めた編者による傑作集。SFマンガ史のようなものも巻末には付いている。今の人は古いと思うかもしれないが、私にはドンピシャでおもしろかった。昔からいろいろ考えられていたんだなぁ…という感じ。
『SFマンガ傑作選』(福井 健太 編, 創元SF文庫, 2021年11月)
https://www.amazon.co.jp/dp/4488789013
https://7net.omni7.jp/detail/1107240818
JRF2025/7/253327
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○ 2025-07-20T06:22:52Z
竹本泉&ホテル銀河楼管理部『アポカリプスホテルぷすぷす』を読んだ。普段の氏のマンガよりは原作が付いている分、雰囲気が違う。ややダーク? 普段は隠れてるそれが表に出ている感じ。でも、古いアニメネタとか趣味的なのはいつも通り、おもしろかった。
『アポカリプスホテルぷすぷす』(竹本泉 & ホテル銀河楼管理部 著, 竹書房 バンブーコミックス, 2025年7月)
https://www.amazon.co.jp/dp/B0FGJ2HN1G
JRF2025/7/259119
アニメ『アポカリプスホテル』のほうは、大阪では放送でやってなくて見てなかった。最近は意識的にアニメよりは他のことに時間を使ってることもある。Twitter (X) で結構話題になっていたので気にはなっていたのだが。
今回、読むにあたり、アニメも見ようかと d アニメに再登録しようと思ったら、携帯電話がないとダメとなって、再登録できなかった。母が Amazon Prime に入っていて、母のパソコン等では見れるのだが、夏は最近は、母が部屋にいない時間は私も寝てる時間が重なっていてなかなか見れない。
JRF2025/7/253214
そんな中、母が出かけている間に、まず気になっていた 7話と 8話を見て、さらに気になったので 9話と12話を見た。とにかくそれらだけ見た。よかった。
キャラ原案は竹本泉さんだけど、ストーリーは、やはりちょっとダークというかパンチが効いてる感じで、竹本泉さんファンの求めるものとは少しズレてるのかな…と思った。でも、竹本泉さんのキャラがアニメで動いてるのは確かに眼福だし、ストーリーも奇抜で、おもしろいことはおもしろかった。
JRF2025/7/255254
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○ 2025-07-24T10:15:36Z
三島芳治『児玉まりあ文学集成 (4)』を読んだ。マンガは(この作者のマンガの)いつも通り、おもしろかった。
『児玉まりあ文学集成 - (4)』(三島 芳治 著, リイド社 トーチコミックス, 2025年6月)
https://www.amazon.co.jp/dp/B0FFMS64G9
JRF2025/7/254438
最近、宮崎駿の『千と千尋の神隠し』は風俗と援助交際とホストの話という話を読んだが、そんなことが全然わからない私は、『児玉まりあ』もまったくわかってないんだろうな…と思った。そういえば、各話には文学のタイトルが使われているのだったが、そんなこと雰囲気的にしか気にしてなかった。きっと著者は言及される本はしっかり読んでいて、深い意味を込めているのだろう。なんか申し訳ない。それが風俗やホストや…といった現代批判でもあると言われれば、そんなわけあるかという気もするが(^^;。
JRF2025/7/256165
《いりじうむ:X:2025-07-24》
https://x.com/irid_v2/status/1948183377737314655
>ラブドールにゴミ食べさせる単語とビジュアルだけで顔真っ赤にして激怒して炎上させてるのを見ると、あらためて宮崎駿はほんとすげえなあと思いますよね。
千と千尋の神隠しなんて、風俗と援交とホストの話だけど、顔真っ赤にして怒る層にはわからないようにぼやかしてるので炎上しない。マジあくらつ<
JRF2025/7/254064
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○ 2025-07-25T05:08:33Z
矢野健太郎『ネットワーク戦士[ウォリアー] - 全3巻』を読んだ。インターネットの前のパソコン通信の時代に、その世界(異世界)に入り込んで戦うというマンガ。こういうものの先駆的作品。ネット前史に興味ある若者がいたら是非読んで欲しい作品。
『ネットワーク戦士 - 全3巻』(矢野 健太郎 著, グループ・ゼロ マンガの金字塔, 2025年5月)
https://www.amazon.co.jp/dp/B0FCL6MZF2
JRF2025/7/253361
元は、『月刊少年ジャンプ 増刊ホビーズジャンプ』Vol8(1986年1月20日号)からVol.14(1988年1月20日号)にかけて不定期に掲載。
拙著『神々のための黙示録』は、この作品に大きな影響を受けているといっていい。ゲームの中に本当の世界があるみたいな設定はそのまんまだった。その小説を書いたころは、『ネットワーク戦士』のことをほとんど覚えていなかったので、影響を受けていたことに自覚的でなかった。
JRF2025/7/254036
永井豪『手天童子』には拙著『宗教学雑考集』が影響を受けていた([cocolog:95316371](2025年3月))のも、読み返してはじめて気付いたのだった。マンガの影響を私は強く受けているのだが、それをずいぶん忘れてしまっている。
ネット前史ということだと、マンガじゃないけどエリザベス・M・フェラリーニ『インフォマニア』([cocolog:94039032](2023年2月))も思い出す。
JRF2025/7/258375


(「グローバル共有メモ」と Twitter (X) で書いたことのコピペ。)
Andoroid タブレットを買って(参: [cocolog:95281539](2025年2月))、それでマンガを読む習慣を復活させた。前回のマンガを読んだまとめは [cocolog:95405565](2025年4月)。
JRF2025/7/258014