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渡邊洋次郎『下手くそやけどなんとか生きてるねん。』を読んだ。変わった子としての幼少期から非行の青春期・更正施設で生きる壮絶な若年期を経て、依存症からリカバリーした社会福祉士となった著者の半生記。頭が下がる。それにひきかえ私は何をやってるんだ…という思いにかられる。 (JRF 1888)
JRF 2026年4月 3日 (金)
私が通っているメンタルクリニックの先生が配っていたのでもらった。その精神科も当然のように[google:ダルク]などとつながりがある。薬物・アルコール依存症からリカバリーした著者とのこと。私はそういう依存症はなく統合失調症になったので、その点はわからない面もあるが、共感できる面もあった。
正直に書けば、こんな境遇に私はないから、もっと報われていい(支援を受けていい)し、自信を持っていいんだという変な安心感がありつつも、しかし、明らかに人生において負けている気がして、嫉妬する面もあった。著者は社会福祉士になったが、私はまともな国家資格など持っていない。税理士試験に挑戦して失敗したのだった。
JRF2026/4/33597
子供のころの記述には似た部分がある。著者は「目立つため」に虫などを食べたそうだが、私も「変態だと思われたい」として、牛乳瓶にかけられるビニール(?)などを食べたりしたことを思い出した。ただ、私は何もしなくても勉強ができたため、そこで著者とは道が分かれたのかな…と思う。私はその後、大学院修士相当まで進めた。しかし、著者は彼女などが何度もいたようだが、私は彼女ができたことは一度もなく、その点では「負け」を認めざるを得ない。仲のよい友人も、私もいなかったわけではないが、著者のほうが交友関係は広かったようだ。うらやましい。
JRF2026/4/31202
著者は依存症があって少年院や精神病院など施設を中心とした生活を送ったあと30代になって刑務所に入って「回心」が起きたようだ。これは刑務所という環境もあるだろうが、年齢の要素も大きいと私は思う。経験より身体的な変化がそれを導いた面があったのではないか。私も統合失調症で入院したのは28歳だが、思い返せば若者のような無理ができなくなっていた面があったのだと思う。
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この本の最後はちょっと納得いかない。英語がどうもできるというのがそれまでの記述からは想像できなくて、驚いたのと、ゲストスピーカーとして大学で学生たちと話すのはそういうこともあろうかと思うが、LGBTQ に好意的でパレードなどに参加するのは、オルグされたのか、別の人が書いてるのか、と思わずにはいられなかった。それは私の偏見(バイアス)だと思う。情けない。
JRF2026/4/34865
総じて感動的な本だったと思う。依存症関係者以外が読んでも勇気が得られる本だと思う。「自分よりも下の人間」がいる…最初のほうを読んでそうも思うかもしれないが、それががんばっていることには「自分もがんばらねば。なんとか生きていこう。」と感銘を受けると思う。
JRF2026/4/31956


『下手くそやけどなんとか生きてるねん。 - 薬物・アルコール依存症からのリカバリー』(渡邊 洋次郎 著, 現代書館, 2019年11月)
https://www.amazon.co.jp/dp/4768458718
https://7net.omni7.jp/detail/1107044190
JRF2026/4/32121